黒い車に洗車機を使うのが心配で、毎回手洗いしているという方も多いのではないでしょうか。確かに黒いボディはキズや汚れが目立ちやすく、洗車のたびに気を遣うのは自然なことです。
本記事では、黒い車にキズが目立ちやすい理由、洗車機を使った場合の実際の影響、さらに洗車機を上手に活用するためのポイントや、洗車後の仕上げで差がつく情報やタイヤケアの方法まで詳しく解説します。
黒い車はなぜキズや汚れが目立ちやすいのか
黒い車が「キズや汚れが目立ちやすい」といわれる理由は、ボディカラーの特性にあります。黒い色のボディは光の反射率が低く、光沢感が強いため、ほんのわずかなキズであっても表面の光が乱反射し、キズの部分が白く浮き上がって見えます。白や銀色のボディでは目立ちにくい細かな線キズも、黒いボディでは目立ってしまうケースが少なくありません。
汚れについても同様で、雨水の白っぽい水垢や泥はね、鳥のフンなど、いずれも黒いボディとのコントラストが強く出るため、少量でも目立ってしまいます。これは黒い車がキズつきやすいのではなく、「キズが見えやすい」という特性によるものです。
「黒い車は洗車機でキズがつく」は本当?実際のリスクを正しく理解しよう
黒い車に洗車機を使うことへの不安の多くは、「ブラシが直接車体に当たることでキズをつける」というイメージから来ています。しかし実際には、最新の洗車機のブラシで目に見えるキズがつくことはほとんどありません。
弊社では第三者機関による検証を実施しており、最新の洗車機を使用した場合の車の塗装面への影響は0.02ミクロン以下であることを確認しています。1ミクロンは0.001ミリ、髪の毛の太さが約70ミクロンであることと比べると、肉眼ではほぼ確認できないレベルの変化です。
また、弊社では洗車機のブラシに固形物を取り付けた洗浄実験も実施しています。その結果、仮にキズが発生したとしても線状のキズではなく、点状のキズ(打痕)であることもわかっています。つまり、よく見られる線状のキズは洗車機のブラシが原因ではないケースがほとんどといえるでしょう。
なぜ黒い車を洗車機で洗うとキズがついたと感じるのか
洗車機の利用後にキズに気づく理由としては、主に次の2点が挙げられます。
ひとつ目は、拭き上げ時のタオルが原因のケースです。洗車機ではボディを水洗いした後、拭き上げ作業が必要になりますが、このときに使用するタオルの扱い方次第で細かなキズがつくことがあります。乾いた硬いタオルでゴシゴシすると、摩擦によってキズがつきやすくなります。
ふたつ目は、洗車機に入れる前からキズやくすみが存在していた可能性です。汚れが付着した状態ではキズが見えにくくなっていることがあり、洗車後にボディがキレイになったことで、それまで見えなかったキズが浮き上がって見えるケースがあります。この場合、キズそのものは洗車機によるものではありません。
黒い車に洗車機を使う際に気をつけるべき3つのポイント

洗車機を黒い車に安心して使うために、以下の3点を意識しましょう。
【黒い車に洗車機を使う際に気をつけるべき3つのポイント】
- 予洗いで砂埃を落とす
- 泡洗浄を活用する
- 拭き上げはマイクロファイバークロスで丁寧に
1. 予洗いで砂埃を落とす
洗車機を使用する際は、ブラシがけ前に高圧ジェットなどの予洗いを行い、砂埃や泥汚れを流水で落としておくとよいでしょう。
近年の洗車機には予洗い用の高圧ジェット機能が搭載されているものもあるので、積極的な活用をおすすめします。
砂や泥が残った状態でブラシをかけると、その砂粒が塗装面をこすり、細かいキズの原因になるため、この予洗いがキズ防止の基本です。
2. 泡洗浄を活用する
洗車機には泡洗浄機能が搭載されているものがあります。泡が塗装面に付着している状態でブラシ洗浄を行うと、摩擦を大幅に抑えながら汚れを落とすことができます。
手洗い洗車でカーシャンプーをしっかり泡立てて使う理由と同じ発想です。予洗いの高圧ジェットと合わせて利用すると、よりやさしい洗車が可能になります。
3. 拭き上げはマイクロファイバークロスで丁寧に
拭き上げ用タオルは水で濡らして固く絞ったマイクロファイバークロスを使用し、ゴシゴシするのではなく、水滴をやさしく吸い取るように拭き上げてください。乾いた硬いタオルや、雑な拭き方がキズの原因となります。
「黒い車だから洗車機NG」は必ずしも正しくない
洗車機の実態を正しく理解すると、「黒い車だから手洗いしか選択肢がない」とは言い切れないことがわかります。手洗い洗車であっても、間違った方法(砂埃が残った状態でのスポンジがけ、力を入れたゴシゴシ洗いなど)では車体にキズがつくこともあります。
大切なのは黒い車かどうかよりも、「どの方法でも正しい手順で丁寧に洗車すること」です。時間のある日は手洗い、忙しいときは洗車機を利用するなど、状況に合わせて臨機応変に使い分けることをおすすめします。
手洗いで洗車する際は、上から下の順番で洗い進めることが基本です。屋根からフロント・ドア・サイド・リアと順に洗うことで、すすぎ落とした汚れが洗い終えた箇所に流れるのを防げます。
また、タイヤ・ホイール用のブラシやスポンジはボディ用と必ず使い分けてください。タイヤ周りにはブレーキダストや油汚れが多く、ボディにも使うとキズの原因になります。
黒い車にはノンブラシ洗車機という選択肢
ブラシを一切使わない「ノンブラシ洗車機(ノーブラシ洗車機)」も選択肢のひとつです。高圧洗浄や泡洗浄によって汚れを落とす仕組みのため、塗装面への物理的な接触の心配がほぼありません。
ただし、注意点として、洗車機でのキズの主な原因は前述の通りブラシそのものではなく、砂埃を抱えた状態でのブラシがけや拭き上げ時の扱いにある場合がほとんどです。ノンブラシであっても、拭き上げの丁寧さは変わらず重要です。
普段から手洗い洗車をされている方でも、時短や手軽さを優先したい場面ではノンブラシ洗車機は有効な選択肢といえます。
コーティングで黒い車の美しさを長く守る

洗車と合わせて、コーティングの施工もおすすめです。コーティングを施すことで塗装面が保護され、万が一洗車時に微細な摩擦が生じても、塗装本体への影響を抑えることができます。
キズの原因となり得る汚れ等がコーティング層に留まるため、塗装面が直接キズつくリスクを減らせるのです。コーティング層が傷んだ場合は再施工することで、元の美しさを取り戻せます。
黒い車には特に親水タイプのガラスコーティングが適しているとされています。水を均一に流してくれるため、水垢が発生しにくいのが特長です。コーティングは洗車の頻度や手間も軽減してくれるため、黒い車のオーナーにとっても有効なメンテナンス手段といえます。
黒い車には見落としがちなタイヤケアで洗車後の印象が格段にアップする
洗車後にボディがピカピカになっても、タイヤが白く乾燥していたり、砂埃で汚れていたりすると、全体の仕上がりが締まりません。走行中にタイヤには砂などが付着しやすく、放置するとくすんだ印象になってしまいます。黒々と仕上がったタイヤは、洗車後の仕上がりの印象を格段に引き上げます。
タイヤのケアには「タイヤワックス」の使用が効果的です。弊社製品の「TWD1」はタイヤワックスを吐出するディスペンサー(装置)で、タイヤにツヤを与える水性ワックスを供給します。洗車場に設置すれば、黒い車のタイヤケアにも活用が可能です。
なお、洗車機によってはタイヤ洗浄機能が付いているものもあります(標準装備ではなく、店舗によって異なります)。タイヤ洗浄ができる機能付きの洗車機を選べば、ボディとタイヤをまとめてケアでき、全体的に整った仕上がりが期待できます。
黒い車を洗車機で洗うことに関するよくある質問
洗車機と黒い車について、多くの人が疑問を持ちやすいポイントを3つピックアップしました。
愛車を長くキレイに保つためにも、ぜひ参考にしてください。
Q. 洗車後にキズが見えた場合、洗車機が原因ですか?
Q. 黒い車の洗車頻度はどのくらいが目安ですか?
Q. 黒い車は洗車機を使わないほうが良いですか?
黒い車だからといって、必ずしも「洗車機を使うべきではない」とはいえません。最新の洗車機による塗装面への影響は第三者機関の検証で0.02ミクロン以下とされており、肉眼では確認できないレベルです。
黒い車だから手洗い一択ということはなく、正しい手順で利用すれば洗車機でも十分に活用できます。
Q. 洗車後にキズが見えた場合、洗車機が原因ですか?
必ずしも洗車機が原因とは限りません。洗車前から存在していたキズが、汚れが落ちたことで見えるようになるケースもあります。
また、拭き上げ時のタオルの使い方が原因の可能性も否定できません。汚れた雑巾や硬い布でゴシゴシ拭くと、ボディをこすり、キズがつく原因になります。
Q. 黒い車の洗車頻度はどのくらいが目安ですか?
黒い車の洗車頻度は、1か月に1回程度を目安にするのが一般的です。屋外駐車や走行距離が多い場合は汚れが付着しやすいため、汚れが目立ってきたら都度洗車することをおすすめします。
黒い車と洗車機は正しく使えば怖くない
黒い車がキズや汚れが目立ちやすいのは事実ですが、それは洗車機だけが原因ではありません。洗車の際にキズがつく主な原因は拭き上げ時のタオルの使い方や、砂埃が残った状態での洗車です。
洗車機は第三者機関の検証でも安全性が認められており、予洗い・泡洗浄・丁寧な拭き上げという3つのポイントを守ることで、黒い車にも安心して使えます。
手洗いと洗車機を上手く使い分けながら、コーティングやタイヤケアも取り入れると、黒い車の美しいツヤを長く保てるでしょう。
洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。
1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。
弊社の強み
- 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
- 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発
弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。













