洗車機で車をキレイにしたいけれど「洗車機を使ったらキズがつきそう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
稀に、車の塗装・コーティングの状態によっては、ブラシや水圧が原因でキズや剥がれなどが生じる可能性があります。
今回は、洗車機の利用が適さない塗装・コーティングについて、原因や例外、代替手段を解説します。
愛車を長くキレイに保つためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。
洗車機がダメな車①:塗装の状態が原因のケース

車の塗装の状態によっては、洗車機の使用が車にダメージを与えてしまうリスクがあります。
以下の状態に当てはまる車は、洗車機の使用を控えるか、後述の代替手段を検討しましょう。
【洗車機の使用を控えた方が良い車】
- 板金塗装(再塗装)直後の車
- カーラッピング施工車
- マットカラー(ツヤ消し塗装)の車
1.板金塗装(再塗装)直後の車
事故修理などで板金塗装を施した直後の車は、塗装が完全に硬化していない状態です。この状態で洗車機を使用すると、ブラシの接触や水圧で塗装が剥がれ落ちてしまう可能性があるため、時間を置く必要があります。
使用した塗料や施工方法によって硬化までの期間は前後しますが、一般的に、一定期間は洗車機の使用を避けることが推奨されています。再塗装した箇所だけでなく、塗装が柔らかい状態の車全般も同じです。洗車が可能なタイミングは、板金塗装の施工をしたお店のスタッフに確認しましょう。
多くの洗車機施設では、「再塗装車・塗装の柔らかい車両」を「洗車できない車両」として注意看板に明示しています。施設の注意看板を必ず確認してから利用しましょう。
2.カーラッピング施工車
カーラッピングとは、車のボディにフィルムを貼り付けて色や質感を変える加工です。洗車機のブラシがフィルムの端部に引っ掛かりフィルムが剥がれ落ちる恐れがあります。
また、ワックスコースや撥水コースを利用した場合、フィルムの変色やシミの原因になることもあります。
そのため、カーラッピング施工車についても、注意看板にて「洗車できない車両」として表示している洗車施設も珍しくありません。
3.マットカラー(ツヤ消し塗装)の車
マットカラー(ツヤ消し塗装)の車は、洗車機のブラシとの相性が特に良くありません。マット塗装はその名の通り光沢を抑えた仕上げになっており、ブラシの接触で表面が削られると細かいキズが入り、部分的にツヤが出てしまうことがあります。一度ツヤが出てしまうと、元のマットな質感に戻すことは困難です。
こちらも洗車施設の注意看板で「洗車できない車両」として明示されているケースが多く、施設スタッフに声をかけて確認することをおすすめします。
後述のノンブラシ(ノーブラシ)洗車機の場合も、再塗装車・マット塗装車は洗車不可とされていることがあるため、注意が必要です。
洗車機がダメな車②:コーティングの状態が原因のケース
コーティングの種類や施工直後かどうかによっても、洗車機の利用可否が変わります。コーティング施工後の適切なタイミングを正しく把握しておくことが大切です。
ガラスコーティング・ポリマーコーティング施工直後の車
ガラスコーティングやポリマーコーティングを施工した直後の車は、被膜がまだ完全に硬化していない状態です。この段階でブラシや高圧水が当たると、コーティング被膜が剥がれる恐れがあります。
洗車機の使用を再開するタイミングは、コーティングの種類や施工店によって異なります。
洗車機(コーティングコース以外)
翌日から水洗いやシャンプー洗車は、基本的に問題ないとされています。
ただし、コーティングコースを短期間に何度も利用すると被膜が厚くなりすぎる場合があるため、コーティングコースを行う場合は月に1度程度の施工がおすすめです。
専門店での手掛けコーティング
高価格・高密度タイプのコーティングは、車両預かり期間が3日〜1週間程度かかることがあります。施工後の洗車機利用の可否・タイミングについては、必ず施工店に確認してください。
なお、コーティングの種類は多岐にわたり、「納車直後から洗車機の使用が可能」なものから「数週間は手洗いのみ」とするものまで、さまざまです。施工店から受け取った説明書や指示書を確認し、正しい方法でメンテナンスを行いましょう。
実はこんな車も洗える!意外な例外
洗車機が適さないと思われがちな車種でも、実際には洗えるケースがあります。知っておくと役立つ「意外な例外」をご紹介します。
ランドクルーザーのような大型SUV
トヨタ「ランドクルーザー」や「ランドクルーザープラド」などの大型SUVは、車高・車幅が大きく、洗車機の規格に入らないと思われることがあります。また、洗車可能寸法に収まっていても、特に横幅が狭く「洗車機に入れられる自信がない」といった声がありました。しかし近年は、業界最大級の進入間口を持つワイド洗車機の普及が進んでおり、大型車も安心して利用できます。
ただし、洗車機の種類は施設によって異なります。利用前に施設の注意看板や公式サイトで確認するか、スタッフへの問い合わせがおすすめです。
なお、サイズ・形状の観点から洗車機が適さない車について詳しくは、以下の記事もぜひご参照ください。
ブラシキズが気になる黒・濃色車
黒や濃いネイビー・ディープレッドなど濃色系の車は、白っぽく細かいキズが目立ちやすいという特性があります。「洗車機を使うとキズが入る」と心配されている方も多いのではないでしょうか。
洗車機のブラシは年々進化しており、現在の設備は車のボディに対して安心・安全に使用できるものがほとんどです。ブラシの素材や形状が改良された結果、以前に比べてキズのリスクは大幅に低減されています。
それでもキズが心配な方は、ブラシを使わない「ノンブラシ洗車機」の利用も検討してみてください。
洗車機がダメな車への代替手段

塗装・コーティングの状態により、通常のブラシ洗車機が使えない場合でも、代替手段を活用することでキレイに洗車することが可能です。
ノンブラシ洗車機(ノーブラシ洗車機)の活用
ノンブラシ洗車機は、ブラシを使わず高圧ジェット水流で車を洗浄する洗車機です。車体にブラシが当たらないため、ブラシキズの心配がなく、ルーフキャリアやサイドステップなど各種装備品が装着された車でも車両全体を洗えるメリットがあります。
ただし、以下の点には注意が必要です。
▼ノンブラシ洗車機の注意点
- 再塗装車・塗装の柔らかい車両・マット塗装車は洗車不可
その他、施設ごとの注意看板や規定を必ず確認してください。
高圧ジェット洗浄機による手洗い洗車
洗車機が使えない車でも、高圧ジェット洗浄機を使った手洗い洗車であれば対応できる場合があります。
手洗い洗車の際のポイントは、以下の2つです。
▼手洗い洗車のポイント
- ノズルは車体から30〜40cm程度離して使用する
- 水圧調整ができる場合は強すぎないよう調整する
ノズルが車体に近すぎると、塗装や各部品を傷める可能性があります。水圧も強すぎると塗装にダメージを与える可能性があるため、適切な圧力で使用しましょう。
一方、以下の状態の車両には高圧ジェット洗浄機の使用にも注意が必要です。
| 再塗装車・塗装の柔らかい車両・マット塗装車 | 水圧によるダメージのリスクがあります。 |
|---|---|
| シールやステッカーが貼られた車 | 高圧水流で剥がれてしまうことがあります。 |
| 塗装に欠けや剥がれがある車 | 塗装の欠け部分を起点に水が入り込み、塗装剥がれが広がる可能性があります。 |
| オープンカー(幌車) | 車内への浸水や幌の生地へのダメージが懸念されるため、注意が必要です。 |
洗車前に確認すべきポイントのまとめ
洗車機を利用する前に、以下の点を確認しておきましょう。
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| 板金塗装・再塗装の直後ではないか | 洗車可能なタイミングは施工内容により異なる。施工店に確認する |
| カーラッピング施工車両ではないか | ブラシ式・ノンブラシ式ともに基本的に使用不可 |
| マットカラー(ツヤ消し塗装)ではないか | ブラシ式・ノンブラシ式ともに基本的に使用不可 |
| コーティング施工直後ではないか | 種類により異なる。施工店に確認する |
| 施設の注意看板を確認したか | 洗車前に必ず現地の注意看板を確認する |
愛車の状態と施設のルールをしっかり確認することが、安心・安全な洗車の第一歩です。
洗車機がダメな車に関するよくある質問
洗車機がダメな車について、多くの方が疑問に思うポイントを3つピックアップしました。
大切な愛車を守るためにも、洗車機に関する不明点は解消しておきましょう。
Q. 黒い車は洗車機で洗うとキズが入りますか?
Q. 幌(ソフトトップ)の車は洗車機を使えますか?
Q. コーティング施工後、どれくらいで洗車機が使えますか?
コーティング施工後に洗車機が使えるタイミングは、コーティングの種類によって異なります。
洗車機でのコーティング洗車を施工した翌日であれば、水洗いやシャンプー洗車は基本的に問題ないとされています。
一方で、専門店での手掛けコーティング(高密度タイプ)は3日〜1週間の車両預かりが必要なことも少なくありません。施工後の洗車タイミングは、施工店に確認することをおすすめします。
Q. 黒い車は洗車機で洗うとキズが入りますか?
現代の洗車機はブラシ素材や形状が大きく進化しており、以前に比べてキズのリスクは非常に低くなっています。
そのため、黒や濃色車でも、洗車機をご利用いただけるケースがほとんどです。ただし、キズがどうしても心配な方は、ノンブラシ洗車機の利用も検討しましょう。
Q. 幌(ソフトトップ)の車は洗車機を使えますか?
幌車は車内への浸水や生地へのダメージが懸念されるため、ブラシ式・高圧ジェット式とも基本的に使用不可です。
洗車機がダメな車はコーティング・塗装の状態を確認してから判断を
洗車機が使えない原因として、今回は「塗装・コーティングの状態」に絞って解説しました。要点をまとめると、以下の車は洗車機の使用に注意が必要です。
- 板金塗装(再塗装)直後の車(施工後1週間は避ける)
- カーラッピング施工の車
- 軽い汚れをこまめに落としたい人
- マットカラー(ツヤ消し塗装)の車
- ガラスコーティング・ポリマーコーティング施工直後の車
一方で、黒・濃色車は現代の洗車機で問題なく洗車できますし、ノンブラシ洗車機や手洗い洗車という代替手段もあります。大型SUVも対応するワイド洗車機が普及しているため、利用前に施設のスペックを確認してみましょう。
愛車の塗装・コーティングの状態をしっかり把握したうえで、最適な洗車方法を選んでください。
洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。
1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。
弊社の強み
- 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
- 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発
弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。















