洗車場でお湯(温水)は使えるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、洗車場で温水が使用できる店舗は存在します。ただし、すべての洗車場で温水が使えるわけではなく、地域や設備によって差があるのが現状です。
本記事では、温水が使える洗車場の特徴やエリアごとの傾向、温水洗車(お湯での洗車)のメリット・デメリット、注意すべきポイントまで詳しく紹介します。
目次
お湯(温水)が使える洗車場はある
温水が使える洗車場は実際にあります。ただし、洗車場における温水の使用については、地域・設備・季節によって状況が大きく異なります。
手洗いスペースで温水が使える洗車場はエリアによって異なる
洗車場の手洗いスペースにおける温水の提供状況は、エリアによってさまざまです。特に、北海道や東北などの寒冷地では、蛇口から温水が出る仕様になっている店舗が少なくありません。一方、関東・関西など温暖な地域では、温水対応の手洗いスペースを設けている洗車場は限られています。
また、温水が出る手洗いスペースであっても、冬季のみ温水を使用できるケースが一般的です。これは、温水洗車のために温水を提供しているというよりも、機器の凍結を防ぐための対策とされています。
温水洗車場の具体的な例
弊社の機器を導入している時間制セルフ洗車場「Whitepit」では、冬季の間のみ温水が出る仕様になっている店舗もあります。寒い季節でも、快適に手洗い洗車が可能です。
このように、温水対応の洗車場は一部に限られているものの、設備にこだわったセルフ洗車場を中心に導入が進んでいます。
洗車場で温水洗車(お湯での洗車)をする3つのメリット
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温水を使って洗車することには、水だけで洗車するよりも優れた点がいくつかあります。ここでは主な3つのメリットを紹介します。
【洗車場で温水洗車(お湯での洗車)をする主な3つのメリット】
- 油汚れ・花粉などが落ちやすい
- 冬でも洗車しやすい
- 作業効率が上がる
1. 油汚れ・花粉などが落ちやすい
温水は水よりも汚れを落としやすく、特に油分を含む汚れに効果的です。温度が上がると水の粘度が低下し、汚れが浮きやすくなるため、車の隙間などにも浸透しやすくなります。
特に有効なのが、花粉汚れへの対処です。花粉には、ペクチンという成分が含まれています。雨や結露などの水分と混ざると粘着性が増し、通常の水洗いでは落とせない花粉シミになるケースがあるため、注意が必要です。
プロが花粉シミを除去する際には、70〜80℃程度の熱湯を使うこともあります。ただし、素人が熱湯を使用するとゴムやプラスチック部品を傷める原因になりますので、花粉シミをお湯で除去する場合はプロに施工してもらうことがおすすめです。自宅でお湯を利用する場合は、ぬるま湯程度にとどめましょう。
また鳥のフンや固着した汚れも、温水をかけることで柔らかくなり落としやすくなります。
▼温水洗車が特に効果的な汚れ
| 汚れの種類 | 温水洗車が有効な理由 |
|---|---|
| 花粉・黄砂 | ペクチンが熱に弱く、温水で溶解させて除去しやすくなる |
| 油性の汚れ | 温水により油分が柔らかくなり、粘度が下がって流れやすくなる |
| 鳥のフン | 乾燥・固着した汚れが温水で軟化し、落としやすくなる |
| 走行後の泥汚れ | 温水で汚れが浮きやすくなり、短時間で洗浄しやすくなる |
2. 冬でも洗車しやすい
冬場の洗車は気温の低さで手が凍えるほど辛く、そもそも洗車する気が起きないという方も多いのではないでしょうか。そこで、人肌程度の温水を使うことで手の冷えが軽減されるため、丁寧な洗車がしやすくなります。
また、冷水で洗車した場合、拭き上げが完了する前に車体に付着した水が凍ってしまうことがあります。ぬるま湯であれば冷水よりも凍りにくく、拭き上げ作業もしやすくなるでしょう。
北海道など寒冷地ではこの点のメリットが特に大きく、温水対応の洗車場が積極的に活用されています。
ただし、氷点下の環境で温水をかけると、車内と車外の気温差でガラスが割れる可能性があるため、要注意です。車内を温めてから温水を使用して洗車しましょう。
3. 作業効率が上がる
温水は冷水よりも汚れを浮かせる力が高いため、強くこすらなくても汚れが落ちやすくなります。洗車にかかる時間が短縮され、作業効率を向上できる点もメリットです。
特に寒冷地においては、配管の凍結が起きにくく作業者の体への負担が軽減されることも含めて、温水洗車は作業効率の面でも優れています。
洗車場で温水洗車(お湯での洗車)をする際の注意点
温水洗車にはメリットがある一方で、適切な使い方をしないと車体を傷めてしまうリスクがあります。以下の注意点をしっかり押さえておきましょう。
【洗車場で温水洗車(お湯での洗車)をする際の注意点
- 使用する温水の温度に注意
- 直射日光下での使用を避ける
- 洗車後はすみやかに拭き取りを行う
1. 使用するお湯の温度に注意
洗車に使用するお湯の温度は、「手で触れてほんのり温かい」程度(目安として30〜40℃程度)に抑えることが重要です。40℃を超える場合、ワイパーのゴムや窓枠のパッキン、プラスチックパーツを硬化・変形させる恐れがあります。自動車の取扱説明書などに従い、行うようにしましょう。
また、飛び石などでフロントガラスにキズが入っている場合、急激な温度差でガラスが割れる危険性があります。
冬場に凍っているガラスにお湯をかける行為は特に危険です。外気温が極端に低い日は、30〜40℃のぬるま湯であっても、凍結したガラスにかけると温度差で割れるリスクがあります。
「高温での洗車は絶対にNG」という点を覚えておきましょう。
▼お湯の温度と影響のまとめ
| 温度の目安 | 車体への影響 |
|---|---|
| 常温(水) | 基本的な洗車には問題なし。冬場は凍結リスクあり |
| 温水 (30〜40℃程度) |
洗車に適した温度。汚れ落ちが向上し、部品への影響も少ない |
| 高温(41℃~) | ゴムやプラスチックパーツを傷める恐れやガラスの破損、塗装へのダメージ、各部品の変形など深刻なリスクあり。絶対に使用しないこと |
2. 直射日光下での使用を避ける
温水は常温の水よりも乾燥が早く、特に夏場や炎天下では蒸発してミネラル分が残り、水シミが発生しやすくなります。
なお、洗車場において温水が使用できるのは冬季のみというケースが多いため、夏場の炎天下で温水を使用する状況は限定的です。もし夏場に温水を使用する場合は、洗車後に素早く水滴を拭き取るよう心がけましょう。
3. 洗車後はすみやかに拭き取りを行う
温水・冷水を問わず、洗車後は速やかに水滴を拭き取ることが大切です。特に温水は乾燥が早いため、拭き上げが遅れると水シミが残りやすくなります。マイクロファイバークロスなどを使って、上から下へ向かって水滴を拭き取りましょう。
洗車機とお湯(温水)の関係
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洗車機(門型洗車機・手洗い洗浄機)においても、温水に関する仕様があります。ここでは、洗車機の凍結防止と温水の関係や、温水洗車が可能な有人店舗について紹介します。
洗車機の凍結防止と温水の関係
寒冷地向けの洗車機には、配管が凍らないようにするためのヒーターが取り付けられています。また、洗車機で使用する水は一度タンクに溜めてからボイラーで温める仕組みになっており、実際に洗車機から出てくる水も温かくなっています。
ただし、これはあくまで機械の凍結を防ぐための対策であり、「温水で洗車する」ことを主目的としているわけではありません。副次的に温水が出ている状態です。
温水洗車を売りにする一部の有人店舗
温水洗車を積極的にアピールしている有人の洗車専門店もあります。
汚れ落ちの良さや花粉シミへの対応を強みとし、温水を意図的に活用しています。ただし、温水洗車対応の有人店舗は、まだ一部に限られています。
洗車場での温水洗車(お湯での洗車)に関するよくある質問
洗車場での温水洗車に関するよくある質問をまとめてみました。
【洗車場での温水洗車(お湯での洗車)に関するよくある質問】
- 洗車場でお湯が使える店舗はどうやって探せますか?
- 温水洗車は自宅でもできますか?
- <温水洗車に適した季節はいつですか?
- コーティング車に温水洗車は使えますか?
Q. 洗車場でお湯が使える店舗はどうやって探せますか?
温水対応の洗車場を探す際は、「温水洗車」「お湯 洗車場」などのキーワードで検索するか、洗車場の公式サイトや口コミサイトで設備情報を確認するのが有効です。また、時間制セルフ洗車場は設備にこだわった店舗が多く、温水対応であるケースもあります。
Q. 温水洗車は自宅でもできますか?
自宅に温水が使えるホースや設備があれば、温水洗車は可能です。ただし、適温(30〜40℃程度)に調整したうえで使用するよう注意してください。熱湯を使用すると車を傷める可能性があるため、必ず温度を確認してから使用しましょう。
Q. 温水洗車に適した季節はいつですか
洗車場において温水が使えるのは冬季のみというケースが多いため、主に冬の洗車時に活用することになります。一方で、花粉シミが問題になる春(3〜5月頃)にも温水洗車は有効です。花粉の季節に温水対応の洗車場を利用すると、頑固な花粉シミを効果的に除去できます。
Q. コーティング車に温水洗車は使えますか?
一般的なガラス系コーティングや樹脂コーティング施工車の場合、適温(30〜40℃程度)の温水洗車は問題ありません。ただし、熱湯はコーティング被膜に影響を与える可能性もあるため、コーティング施工店に事前確認することをおすすめします。
洗車場でお湯(温水)を活用してカーライフをより快適に
洗車場での温水の使用はすべての店舗で可能なわけではありませんが、寒冷地を中心に温水対応の洗車場は存在します。
温水洗車には「油汚れや花粉が落ちやすい」「冬でも洗車しやすい」「作業効率が上がる」といったメリットがある一方、熱湯の使用は車体を傷めるリスクがあるため、適切な温度管理が重要です。
温水対応の洗車場を上手に活用することで、花粉の季節や冬場でも車をキレイに保ちやすくなります。ぜひ本記事を参考に、快適なカーライフをお楽しみください。
洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。
1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。
弊社の強み
- 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
- 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発
弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。












