2025.06.04

洗車場にある便利な「高圧洗浄機(スプレー洗車機)」の使用上の注意点を解説

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洗車場にある便利な「高圧洗浄機」の使用上の注意点を解説

高圧洗浄機(スプレー洗車機)は、勢いよく水を高圧で噴射し、短時間で汚れを落とせる便利な洗車機器です。しかし、誤った使い方をすると車を傷つけたり、洗車中のトラブルにつながることもあるため、いくつか注意点を押さえておく必要があります。

本記事では、洗車場に設置されている高圧洗浄機を安全に使用するための注意点を紹介します。

また、「高圧洗浄機は車を傷つける原因になるのか?」というような疑問についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

洗車機とどう違う?洗車場にある高圧洗浄機を使用するメリット・デメリット

洗車場に設置されている高圧洗浄機は、水を高圧で噴射することで車の汚れを効率よく落とす機械です。

セルフ手洗いの場合、利用者自身がスプレーガンを持ち、車に水をかけながら洗浄するスタイルが一般的です。多くの洗車場ではコイン式を採用しており、一定時間ごとに追加料金を投入することで使用時間を延長できる仕組みになっています。

次から高圧洗浄機を使うメリット・デメリットについて見ていきましょう。

高圧洗浄機を使うメリット

高圧洗浄機を使用するメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 細かい部分までしっかりすすげる
  • シャワーホースなどで洗車をするより短時間で完了する
  • 泥汚れ・虫などこびりついた汚れを落とせる
  • 洗剤なしでも汚れが落ちやすい

高圧洗浄機を利用することで、目で確認しながら細かい部分までしっかり洗い流せ、手洗い後にはしっかりすすげるため、洗い残しを防ぎ仕上がりが良くなります。また、手洗い派の人にとっても、機械を活用することで洗車時間を短縮できるのが大きな利点です。

さらに、一般的なシャワーホースとは異なり、高圧の水を噴射できるため、泥やホコリ、油汚れなどを効果的に落とせるのも魅力です。

高圧洗浄機を使うデメリット

一方で高圧洗浄機を使用するデメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 使い方が不慣れだと時間がかかる
  • 洗い残しが発生することがある
  • 服が濡れる可能性がある
  • 洗車グッズ(スポンジや溶剤など)を準備するのが面倒で、意外と洗車グッズに費用が掛かる

セルフ手洗いに不慣れな場合、作業に時間がかかり、結果的に追加料金が発生することがあります。また、洗っているつもりでも水や洗剤がついていると汚れが見えにくく、洗い残しが発生しやすい点にも注意が必要です。

さらに、水の跳ね返りによって手や洋服が濡れる可能性もあります。そのため、ゴム手袋や防水エプロンを活用しておくと安心です。

関連記事:「洗車場(コイン洗車場)にある機械と設備の使い方|利用するうえでのマナーもチェック

高圧洗浄機を使う際の注意点

高圧洗浄機を使う際の注意点

高圧洗浄機は、短時間で汚れを落とせる便利な洗車機器ですが、正しく使わないと塗装を傷めたり、洗車中のトラブルにつながったりすることがあります。以下のポイントを意識しながら、安全かつ効果的に使用しましょう。

時間制限を意識して使用する

コイン式洗車場では高圧洗浄機の水や洗剤が出る時間が決められているため、無駄なく作業を進めることがポイントです。途中で時間切れになると、洗浄が中途半端になり、追加料金が発生するため、事前に利用時間を確認しましょう。

特に洗車に不慣れな場合は、一つの工程に時間をかけすぎると、タイムオーバーになりやすいため、時間配分を意識して作業しましょう。

車体に近い距離で噴射しない

高圧洗浄機の水圧は非常に強力で、車体に近づけすぎると塗装やコーティングを傷めるリスクがあります。

スプレーガンは車体から30〜40cm離して使用し、立ち位置は車から50cm〜1m程度確保するのが目安です。適切な距離を意識しつつ洗車を行うと良いでしょう。

窓が開いていないか事前に確認する

洗車を始める前に、窓やサンルーフ、ドアがしっかり閉まっているかを必ず確認しましょう。わずかに開いているだけでも、高圧の水が車内に入り込み、シートや電子機器を濡らしてしまう可能性があります。

特に子どもが同乗している場合、洗車中に誤って窓を開けてしまうことがあるため、開始前にしっかり確認すると安心です。事前のチェックを徹底することで、洗車中のトラブルを防ぐことができます。

水の飛び散りに注意する

高圧洗浄機は勢いが強いため、水しぶきが広範囲に飛び散ってしまうこともあります。隣で洗車している人や、近くを歩いている人に水がかからないよう、周囲への配慮を忘れずに作業しましょう。

また、洗車中の水の飛び散りで服が濡れるのを防ぐため、防水エプロンや長靴を着用すると安心です。

他の利用者が気持ちよく洗車場を利用するためにも、作業中に水が飛び散っていないか気を配りながら洗車をしましょう。

ホースが車体にぶつからないように扱う

高圧洗浄機の種類によっては、洗車中のホースが地面を引きずり、砂が付着することがあります。ボディやホイールに接触すると、細かい傷の原因になりますので、慎重に扱うことが重要です。特にボディの角やホイール部分はホースが当たりやすいため注意が必要です。

また、アーム付きの高圧洗浄機の場合、ホースがボディに接触しないよう設計された高圧洗浄システムもありますので、設置店を探してご利用すると良いでしょう。

使用後は速やかに片付け・移動をする

洗車場の高圧洗浄機は多くの人が使用するため、洗車が終わったら速やかに片付けて移動しましょう。拭き取り作業を行う場合は、専用の拭き上げスペースに移動し、洗浄エリアを長時間占有しないことがマナーです。

また、使用したノズルやホースは元の位置に戻し、地面に放置しないようにしましょう。特に、利用した洗車グッズの忘れ物が多いので、利用後は確認をしてください。次の利用者が気持ちよく使えるよう、片付けを徹底することが大切です。

洗車場の高圧洗浄機に関するよくある質問

洗車場にある高圧洗浄機のよくある疑問について次から解説します。

高圧洗浄機で車が傷つくことはある?

正しく使用すれば、高圧洗浄機が原因で車が傷つくことはありません。しかし、誤った使い方をすると、塗装が剥がれたり傷がついたりするリスクがあるため注意が必要です。

例えば、高圧洗浄機の噴射口とボディの距離が近い状態で長時間噴射すると、飛び石など塗装剥がれがある場合やステッカーが少し剥がれている場合、これらの部分を剥がす可能性があります。

また、洗車中に高圧洗浄機のホースが車体に当たると、細かい傷の原因になります。特にホイール周りやボディの角などはホースが当たりやすいため、ホースの取り回しにも注意しましょう。

特に傷は、洗車後に発見する場合があり、洗車中では車の汚れで傷に気が付かず、綺麗になって初めて気が付くことが多いので、洗車前にあらかじめ車を一周し傷の確認をすることをおすすめします。

高圧洗浄機の料金は?

高圧洗浄機の料金は、洗車場の種類や利用するコースによって異なります。

例えば、コイン洗車場では「水洗いのみ」のコースで5分間300円〜といった料金設定が一般的です。また、時間制セルフ洗車場では30分の利用で800円〜など、長時間の利用が可能なプランもあります。

また、平日と土日祝日で料金が異なる場合や、選択したコースによって料金が変動するケースもあるため、事前に利用予定の洗車場の料金体系を確認しておくことをおすすめします。

高圧洗浄機の先端から水が出ているのは故障?

寒冷地の洗車場では、スプレーガンの先端から常に少量の水が流れ出ていることがありますが、これは故障ではありません。

これは低温による凍結を防ぐための対策として、自動的に水を流し続けているためです。特に冬場は、気温が下がるとスプレーガンの内部が凍結し、正常に作動しなくなる可能性があるため、この仕組みが採用されています。

高圧洗浄機を上手く活用して車をきれいに

高圧洗浄機は、短時間で効率よく車の汚れを落とせる便利な洗車機器です。

しかし、正しく使用しないと塗装を傷つけたり、洗車中のトラブルにつながる可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。

高圧洗浄機(スプレー洗車機)の使用上の注意を守ったうえで洗車を行い、大切な愛車を美しく保ちましょう。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社の強み
  • 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
  • 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。

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