自分の車は定期的に洗車してきれいな状態を保ちたいものです。しかし、毎日の仕事や家事で忙しいと、洗車にかける時間をできるだけ短く済ませたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

そんな方に選ばれているのが「洗車機」。スピーディーに車をきれいにできるため、時間のないときに適している洗車手段です。

ただし、洗車機を使ったことがない場合は、「実際どのくらい時間がかかるのか」「混雑する時間帯を避けるにはどうすればよいか」といった点が気になるかもしれません。

本記事では、洗車機を使う場合の所要時間や利用可能時間について解説します。短時間で効率よく洗車を済ませたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

洗車機を使う洗車の所要時間はどのくらい？

洗車機を使った洗車にかかる時間は、選ぶメニューや洗車機の種類によって異なります。

一般的なドライブスルータイプの洗車機では「受付機で受付→入庫→洗車完了→出庫」まで、標準的なシャンプー洗車で「約3分」が目安です。

また、仕上げの内容によって、以下のように所要時間は変動します。

• ワックス仕上げをする場合：約5分
• 撥水コートをする場合：約7分
• ガラス系コーティングをする場合：約10分
• 泡・高圧洗浄を加える場合：上記にプラスして約1分

洗車後に水滴を拭き取る場合は、洗車時間に加えて5〜10分程度を見ておくと安心です。混雑状況にもよりますが、洗車の開始〜拭き上げまで含めて全体で「約15分程度」を目安にすると良いでしょう。

なお洗車機のなかには、より短時間で洗車を完了できる機種もあります。例えば、弊社の洗車機「隼（はやぶさ）」は、洗浄と乾燥を同時に行える高性能モデルで、最短約1分で洗車が完了します。

「とにかく短時間で洗車を済ませたい」という方は、洗車機の機種にも注目してみてはいかがでしょうか。

手洗いとの時間を比較

手洗い洗車にかかる時間は、洗車する人の手際や、どこまで丁寧に行うかによって大きく変わります。

例えば自分で行う場合、水洗いや洗剤を使った洗車、さらに拭き上げまでを丁寧に行うと、60分以上はかかると見ておくのがよいでしょう。

その点、洗車機による洗車は圧倒的な時間短縮が可能です。標準的なシャンプー洗車であれば約3分、撥水コートなどを含めても10分以内に完了するケースが多く、忙しい日でもサッと済ませられるのが魅力です。

また、ガソリンスタンドや洗車専門店でプロに手洗い洗車を依頼する場合は、依頼内容にもよりますが、来店から完了まで1時間程度を見ておく必要があります。

手洗い洗車は一つひとつの汚れを丁寧に落とせるメリットがあるものの、時間の面では洗車機のほうが圧倒的にスピーディーです。時間に余裕があるときは手洗い、忙しい日は洗車機を利用するなど、ライフスタイルや目的に応じてうまく使い分けるのもおすすめです。

関連記事：「【完全ガイド】洗車場でのセルフ手洗いのやり方｜効率的な手順や設備の使い方も解説」

洗車機の利用可能時間は？事前確認がおすすめ

洗車機の利用可能時間は、設置されている場所や店舗ごとに異なります。

そのため、公式サイトを確認したり、直接店舗に問い合わせたりして、事前に利用可能時間をチェックすることが大切です。

特に洗車機の設置が一般的である「洗車場」と「ガソリンスタンド」の利用可能時間について詳しく見ていきましょう。

洗車場の場合（コイン洗車場や時間制洗車場）

セルフ洗車場では、店舗によって洗車機の利用可能時間が異なります。

なかには24時間営業の店舗もありますが、洗車機の利用時間が必ずしも営業時間と同じとは限らないため、注意が必要です。例えば、利用時間と営業時間が異なるケースとしては、以下のようなパターンがあります。

このように、店舗ごとに利用可能な時間帯にばらつきがあるため、事前にリサーチしておくことが大切です。

関連記事：「洗車場（コイン洗車場）にある機械と設備の使い方｜利用するうえでのマナーもチェック」

ガソリンスタンドの場合

ガソリンスタンドの洗車機も洗車場と同様、利用時間は店舗ごとに異なりますが、基本的に営業時間内のみの利用が一般的です。

例えば、営業時間が8:00〜20:00であれば、洗車機もその時間内にしか利用できないケースが多く見られます。

この理由としては、洗車機の運転にスタッフの立ち会いが必要であることや、早朝や深夜の稼働が近隣への騒音になり得ることが挙げられます。

ガソリンスタンド自体が24時間営業であっても、洗車機の利用時間は制限されていることがほとんどなので、こちらも事前の確認をおすすめします。

混雑に注意！洗車機の利用が多い時期やタイミング

洗車機の利用は、季節や天候、イベント時期などによって大きく左右されます。スムーズに洗車を済ませたい場合は、混雑しやすいタイミングを避けるのもポイントです。

次から洗車機の利用が多く、混雑しやすいタイミングについて解説します。

花粉や黄砂が飛散する「春頃（3～4月）」

春は花粉や黄砂が車のボディに付着しやすい季節であり、特に屋外駐車の車は汚れが目立ってしまいます。

放置すると見た目が悪くなるだけでなく、塗装面に細かい傷がつく原因にもなるため、この時期は洗車需要が急増。結果として、洗車機も混雑する傾向にあります。

連休の前後

連休前後も洗車需要が一気に高まるタイミングです。

「お出かけ前に車をきれいにしておきたい」「旅行や帰省のあと、汚れを落としたい」などのニーズが集中し、特にゴールデンウィーク前や連休明けの週末は非常に混雑します。

年末

年末は「車の大掃除」をする人が多く、洗車機の利用も増える傾向があります。

「今年の汚れは今年のうちに」という意識から、家の掃除と合わせて車もきれいにしたいと考える人が増えるためです。また、寒冷地では雪や融雪剤による汚れが気になるため、洗車需要が一気に高まります。

混雑を避けたい場合は、早朝や年末休暇前の平日を狙うのが良いでしょう。

晴天の「土日祝日」

「今日は洗車日和」と感じる晴天の週末も、利用者が集中するタイミングです。特に雨の日が続いた後は、車体の汚れが気になるため、混雑しやすくなります。

土日は特に混雑しやすく、日曜の夕方以降は比較的空きやすい傾向にあるため、タイミングをみて洗車をしましょう。

その他利用が多いタイミング

以下のような時期も、天候に関係なく洗車機が混雑するケースがあります。

• 夏場（虫が付着しやすくなる）
• 海水浴シーズン（塩害対策で下部洗浄を利用する人が多い）
• 融雪剤が使用される冬場（サビ対策としての洗車が増加）

このように季節や場所など、さまざまな条件が影響して、洗車機の利用が多くなることを知っておきましょう。

洗車機の利用時間を短縮するにはコーティングもおすすめ

洗車にかかる時間を少しでも短く済ませたい方には、車へのコーティングがおすすめです。

コーティングされた車は、ボディ表面が滑らかになり、汚れが付きにくくなるため、雨やホコリなどの汚れも軽い洗浄だけで落ちやすくなります。

加えて、コーティングによって撥水効果が高まるため、洗車後の水切れもよくなり、拭き取り作業にかかる時間も短くて済むというメリットがあります。

このように、コーティングは車の美観を保つだけでなく、日々の洗車を効率化する手段としても非常に有効です。忙しい日常の中で効率的に洗車を済ませたいという方には、ぜひコーティングを施工してみてはいかがでしょうか。

関連記事：「ガラスコーティングで車を美しく保つ｜洗車機と専門店を比較した場合のメリット・デメリットとは？」

洗車機の時間に関するよくある質問

次からは、洗車機の時間にまつわるよくある質問についてお答えします。

洗車機を利用するのに最適な時間帯は？

洗車機をスムーズに利用したい場合は、混雑の少ない時間帯を狙うのがポイントです。一般的に洗車場が空いている時間帯としては下記が挙げられます。

• 朝一番（オープン直後）
• 13時半〜15時頃
• 夕方19時以降から閉店まで
• 太陽が沈んだ後の時間帯（暗くなったら）

これらの時間であれば、待ち時間が少なく、自分のペースで納得のいく洗車ができる可能性が高まります。

また、直射日光の強い時間帯に洗車をすると、ボディが熱くなり水や洗剤がすぐに乾いてしまうため、ウォータースポット（水シミ）ができやすくなります。また、直射日光が強い時間帯は、暑さで体力を消耗してしまいます。そのため、日差しを避けた時間帯での洗車がおすすめです。

24時間利用可能な洗車機は存在する？

結論として、24時間利用可能な洗車機は存在しますが、数は多くありません。

特に都市部や住宅地に近い場所では、早朝や深夜の騒音トラブルを避けるために、洗車機の利用時間を制限している店舗も多く見られます。

また、店舗自体が24時間営業であっても、洗車機の稼働時間は「8:00〜23:00」や「5:00〜24:00」までなど、別で設定されている場合もあります。

そのため、早朝や深夜に洗車を予定している方は、事前に店舗の公式サイトや問い合わせで利用可能時間を確認しておくことが大切です。

洗車機は忙しい方にぴったりの洗車方法

洗車機は短時間で車を洗浄できるため、多忙な方に適している洗車方法です。

所要時間や混雑しやすいタイミングを把握しておくことで、スムーズに洗車を済ませることができます。また、あらかじめ車にコーティングをしておけば、汚れが付きづらく、汚れが落ちやすくなり、洗車にかかる時間や手間をさらに短縮可能です。

ただし、店舗によって洗車機の利用可能時間が異なるため、事前の確認も忘れずに行いましょう。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。