2025.11.28

洗車機で乾燥までできる?セルフの場合は?効率よく仕上げる方法と注意点

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洗車機で乾燥までできる?セルフの場合は?効率よく仕上げる方法と注意点

洗車機を利用する際に「乾燥機能だけで水滴は十分に飛ばせるのか?」「走行しながら自然乾燥させても良いか?」と疑問に思われる方は多いのではないでしょうか。また「セルフ洗車場に乾燥機能はあるのか」と、事前に調べたい方もいるでしょう。

本記事では、「洗車機で乾燥までできるのか?」という疑問から、洗車機の乾燥機能の仕組みやメリット、使用時の注意点、さらに乾燥の効果を高めるコツまで解説しています。洗車後の仕上がりをキレイに保つための参考にしてください。

洗車機で乾燥までできる?セルフの場合は?

現在の門型洗車機やドライブスルー型洗車機には、乾燥機能(ドライヤー)が標準装備されています。シャンプー洗車やワックス洗車などのコースを選んでも、自動で乾燥するので便利です。

対して、セルフ洗車場に設置されているスプレー洗車機には、乾燥機能は搭載されていません。そのため、洗車後は自分でタオルなどを使って水滴を拭き取る必要があります。一部の洗車場には、別途ブロワー機が設置されている場合もありますので、拭き上げをする手間を省きたい方は利用すると良いでしょう。

洗車機の乾燥機能の仕組み

洗車機の乾燥機能は、内蔵された強力なブロワー(送風機)が、車体に付着した水滴を勢いよく吹き飛ばす仕組みとなっています。

ただ風を当てるだけではなく、車体の形に合わせてブロワーが上下に動いたり、角度が変わったりして、風を均一に当てられるよう設計されています。そのため、車全体をムラなく効率的に乾燥させることができます。

洗車機の乾燥機能を使用するメリット

洗車機の乾燥機能を使用するメリット

洗車機の乾燥機能を使用するメリットは、乾燥時間が大幅に短縮されることです。強力な風で水滴を吹き飛ばすため、タオルで拭く手間が軽減でき、効率的に仕上げられます。

さらに、拭き取り作業が減らせることも、乾燥機能の利点です。例えば、手作業で拭き取ると、ボディに残った埃などが原因で傷を付けてしまう可能性がありますが、洗車機で乾燥すれば、車に接触する機会を減らすことができ、ダメージが最小限に抑えられます。

乾燥機能を使用する際の注意点

メリットが多い一方で、洗車機の乾燥だけでは完全に水滴を取り切れない点には注意が必要です。

例えば、ドアミラーやドアノブ、リアゲートの隙間など、凹凸のある部分はドライヤーの風が届きにくい箇所となっています。また、ホイールやタイヤの溝には水が残りやすく、ドライヤーの風だけでは完全に飛ばし切れません。

水滴が残るとウォータースポットの原因になったり、コーティングの撥水性能や光沢が落ちる原因になります。さらに、水滴が残ったままだと、空気中のホコリや排気ガス、花粉、黄砂などの汚れも付着しやすくなります。

そのため、洗車機使用後は自然乾燥させず、拭き上げを実施することが望ましいでしょう。

水シミとウォータースポットのリスク

車体についた水滴が蒸発する際、その水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が白い斑点となって塗装面に残った状態を「水シミ」といいます。

水シミを除去せずに放置すると、水シミができた箇所に再び水滴が付着した時に、太陽光の熱によって焼き付き、水シミのある部分の塗装が陥没してしまうことがあります。この現象を「ウォータースポット(イオンデポジット)」といいます。

初期段階の水シミであれば比較的簡単に除去することができますが、ウォータースポットは塗装に大きなダメージを与えていることが多く、ポリッシャーを使用した研磨などで落とすのも非常に困難です。進行具合によっては、鈑金塗装をしなければいけないケースもあります。

このように、水シミやウォータースポットができてしまうと、対処するために費用と時間をかけてしまうことになりますので、洗車後の自然乾燥は避け、拭き上げすることをおすすめします。

洗車機の乾燥効果を高めるためのコツ

洗車機の乾燥効果を高めるためのコツ

洗車機を利用する前にできること、利用中に意識することなど、乾燥の効果をより高めるためのコツをご紹介します。

共通するポイントは、単純に乾燥だけの視点ではなく、複合的に洗車の手軽さ(乾燥効率)を考えることです。

拭き上げは洗車後すぐに

洗車後の水分は、自然乾燥する前にすぐに拭き上げることが最も重要です。特に夏場や炎天下では、あっという間に水滴が乾き、ミネラル分が白いシミとなって固着してしまいます。洗車機から移動後、仕上げ場でできるだけ早く拭き取り作業を始めましょう。

特に、強い日差しや強風は水分の蒸発を早めますので、日陰や風が当たらない場所で、そして気温が低く直射日光が弱い時間帯に作業することがおすすめです。

拭き上げに使うクロスやタオルも、吸水性が高く、かつ車体を傷つけにくいものを選ぶことがポイントとなります。水が垂れてくるのを防ぐために、上から下へと水滴を拭き取り、ドアの内側や可動部分の隙間など、水が残りやすい場所も忘れずにしっかり拭きましょう。

洗車機の乾燥不足をブロワー機で補助

洗車機の乾燥機能だけでは十分に水滴を除去できない箇所が必ずあります。水滴の残る箇所として、ドアやトランクの隙間、エンブレムやグリルのくぼみなどの凹凸は、タオルでは拭きにくい細部の水滴も、ブロワー機を使えば簡単に飛ばせます。

さらに、クロスでこすらないため、ボディに傷を付けるリスクも減らせます。

すべての洗車場に設置されているわけではありませんが、ブロワー機が設置されている洗車場では、ぜひ活用してみてください。

人気の洗車場は混雑する時間帯を避けて

人気の洗車場では、洗車機に入る前に長い列ができることがあります。従って、拭き上げスペースが混雑しており、すぐに拭き上げができない場合は、せっかく洗車機で汚れを洗い流しても、車体の水分が蒸発して水シミが発生しやすくなります。

さらに、回転率を重視する洗車場では、洗車機内の乾燥時間が短く設定されていることも。乾燥時間が短縮されることで、車体に水滴が残りやすくなり、拭き上げの手間が増えてしまいます。

これらのトラブルを避けるには、

  • 混雑する時間帯を避ける
  • 比較的空いている洗車場を選ぶ
  • 乾燥時間を十分に確保している店舗を選ぶ

といった工夫がおすすめです。

乾燥性能の高い洗車機で拭き上げの手間削減

洗車機にはさまざまな種類があり、乾燥機能にも差があります。「水シミを残したくない」「ウォータースポットの進行を食い止めたい」という方は、乾燥効率を良くする仕組みが搭載されている洗車機を選ぶことがポイントです。

例えば、弊社の洗車機では車両上部を効率よく乾燥するために、エアー吐出口の角度が車両ボディの形状に合わせる仕組みや、業界最大のストローク長で可動するスライドサイドドライヤーを搭載したタイプの洗車機があります。

水シミ対策には純水を使用した洗車機を

車に水シミができるのは、水道水や雨水に含まれるミネラル分が原因です。特に、井戸水や硬水を使用する地域ではシミができやすくなります。

そのため、水シミ対策を重視する場合は、ミネラル分などの不純物を除去した「純水」を導入している洗車機を選ぶのが有効です。洗車機の乾燥性能が弱くても、仕上げ工程で「純水」を使用することで、水シミを防ぐことが可能となります。拭き上げの手間を軽減でき、また仕上がりが非常に良くなるのでおすすめです。

弊社の洗車機には、乾燥前のリンス工程で「純水」を使用したタイプがあり、水シミを防ぐ効果があるほか、拭き上げ不要とも言える優れた仕上がりになるのが特徴です。

KOMACHI以外の「純水仕上げ」設置店舗は、下記の弊社ホームページから検索可能です。検索条件の「純水」にチェックを入れてご検索ください。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社の強み
  • 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
  • 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発 

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。

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