2025.05.28

洗車機の使用で車は傷つかないって本当?洗車機の最新技術と事前準備で優しく洗浄しよう

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洗車機の使用で車は傷つかないって本当?洗車機の最新技術と事前準備で優しく洗浄しよう

洗車機は車を手軽に短時間で洗浄できる機器ですが、大きなブラシが車のボディに当たるため「車に傷がつかない?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

結論として、最新の洗車機は技術が進んでおり、車をソフトに洗浄できるように設計されています。そのため正しい使用方法を守れば、車が傷つくリスクはほぼないと考えて良いでしょう。

本記事では、「洗車機で車を洗うと傷がつく?」「洗車機で傷がつくなら手洗いしたほうが良い?」と疑問を持っている方に向けて、洗車機使用による傷のリスクのほか、より安全に洗車機を使うためのポイントについてもご紹介します。

車の外観を美しく保ちたい方や、洗車機の使用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

洗車機は車の塗装を傷つける?

ガソリンスタンドや洗車場で見かける洗車機は、短時間で手軽に車を洗浄できる便利な機器です。

ブラシの素材や洗浄方法も従来から大きく進化し、車を優しく洗浄できる設計になっているため、車が傷つくリスクはほとんどないといえます。

それでは、なぜ洗車機は車を傷つけないのか、次から詳細を解説します。

現在の洗車機は傷がつきにくいブラシである

昭和の時代では、洗車機はプラスチック製や硬い素材のブラシが一般的で、実際に車に傷がつくケースがあり、現在でも傷がつくイメージが残っています。

しかし、現在の洗車機は技術が進化し、スポンジ製や布製の柔らかいブラシが主流となっています。これにより、塗装面への負担を最小限に抑え、より安全に洗車できるようになっているのです。

実際に最新の洗車機を使用した場合、車の塗装面への影響は0.02ミクロン以下とされており、これは髪の毛の太さ(約70ミクロン)と比較しても極めて微細です。肉眼ではほぼ確認できないレベルの変化であるため、安心して利用できると言えるでしょう。

正しい使い方をすれば手洗いよりも安心

洗車機は正しい使い方をすれば、手洗いよりもソフトに車を洗うことが可能です。

実は手洗い洗車の場合かなり強い力で洗うため、洗車機のブラシ圧よりもかなり強い圧力がかかっています。特に力を入れてゴシゴシと洗うのは、砂や汚れが塗装面をこすってしまい、細かい傷がつく原因になります。

一方、洗車機では人間では同時に行えない動作であることをやっています。水や洗浄剤を同時に掛けながらブラシを使い一定の圧力で均一に洗うため、適切に利用すれば塗装へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

より美しい仕上がりを維持したいのであれば、洗車後にワックスやコーティングを施し、塗装を保護するようにしましょう。

車を傷つけないように洗浄する洗車機の技術

最新の洗車機は、車を傷つけないように洗浄するための高度な技術を備えています。

洗車中は常に水をかけながら、ブラシの圧力を細かくコントロールし、ボディへの負担を軽減。ごしごしと強くこすりつけるのではなく、回転するブラシが優しく当たる設計になっており、塗装へのダメージを最小限に抑えています。

また、洗車機には複数のセンサーが内蔵されており、車の形状を正確に読み取ることで、その車に適切な洗浄を行います。

このように洗車機の進化によって、従来よりも安心して洗車できるようになっているのです。

洗車機使用後に車に傷がつく原因

最新の洗車機は、車を傷つけないよう技術が進化しています。しかし、どのような条件でも絶対に傷がつかないわけではありません。

実際に洗車機使用後に傷がついてしまうケースもありますが、その多くは洗車機自体の問題ではなく、車側に原因があることがほとんどです。

では、具体的にどのような原因が考えられるのか、詳しく見ていきましょう。

車体についた砂・ほこり

洗車機使用後に車に傷がつく原因の一つは、車体に付着した砂埃やしつこい泥汚れです。

洗車機に入れる前にこれらを十分に落とさないと、砂埃やしつこい泥汚れが塗装面をこすり、細かい傷がつく可能性があります。これは手洗いでも同様で、乾いた状態で強くこすると、塗装面を傷つける原因になります。

そのため、洗車機を使用する前に予備洗浄の機器が設置してある洗車場では、あらかじめ予備洗浄で砂埃や泥汚れを洗い流しておくことをおすすめします。また、予備洗浄ができない場合は洗車機のオプションコース(泡・高圧洗浄など)を選択すると良いでしょう。

飛び石

もう一つ原因に飛び石によるものがあります。

走行中に飛び石が当たり、フロントガラス部分に小さなヒビや傷ができている場合、特に夏場などの車外温度と車内温度の差が大きいと、洗車機の高圧水やブラシの振動によって、そのヒビが広がることがあります。

車のオーナーがこうした小さな飛び石跡に気づいていないと「洗車機が傷をつけた」と誤解することもあり、トラブルの原因にもなります。

これを防ぐためにも、洗車前に車の状態を確認することが重要です。フロント部分やガラスのチェックを行い、ヒビが見つかった場合は補修してから洗車機を使用すると安心です。

正しい使い方をすれば車に傷はつかない!洗車機使用時のポイント

正しい使い方をすれば車に傷はつかない!洗車機使用時のポイント

洗車機の使用で、車に傷がつく可能性はゼロではありません。しかし、適切な方法で利用すれば、車に傷が生じるリスクを大幅に減らすことができます。

傷を防ぎながら洗車機を使用するために、利用者が守るべきポイントを押さえておきましょう。

洗車機の使用が可能な車種であるかを確認

まず洗車機を使用する前に、所有する車が洗車機に対応しているかを確認することが重要です。

最近の洗車機は、さまざまな車種に対応しているものの、一部の特殊な形状の車や装備品のある車では使用できない場合があります。

そのため、車の取扱説明書や洗車機の受付横にある注意書きをよく確認し、安全に使用できるかをチェックしたうえで利用しましょう。

予備洗浄で砂埃や泥汚れを洗い落とす

洗車機を使用する前に、車体についた砂埃や泥汚れを予備洗浄で落としておきましょう。

車の表面に砂埃や泥汚れが残ったまま洗車機に入れると、ブラシが砂埃や泥汚れをこすり、細かい傷の原因になることがあります。これを防ぐために、予備洗浄の機器が設置してある場合、高圧洗浄機やホースで事前に水をかけ、できるだけ砂埃や泥汚れを落としておくのが効果的です。

特に、タイヤ周りやボディの下部は汚れが溜まりやすいため、念入りに予備洗浄をしましょう。このひと手間を加えることによって、洗車機による傷を防ぐことができます。

予備洗浄ができる機器がない場合は、洗車機のオプションメニューの泡・高圧洗浄・下部洗浄などを選択し、代用するのもよいでしょう。

洗車機の受付操作時に装備品を選択しておく

洗車機には、車の形状や装備に応じた設定が用意されています。受付操作時に車のサイズや装備品の有無を選択することで、最適な洗車モードが適用され、トラブルを防ぐことができます。

例えば、ルーフキャリア付きの車の場合、洗車機コース・オプション選択に次いで「ルーフ突起物回避」を設定する必要があります。これによって洗車機がルーフトップ部分にブラシを当てないように洗浄を行います。

もし誤った設定をすると、装備品の破損をはじめとしたトラブルにつながることがあるため、洗車前の受付操作時には、必ず車の装備を確認し、適切な設定を行いましょう。

サイドミラーは閉じておく

洗車機を使用する際は、サイドミラーを必ず閉じておきましょう。開いたままの状態で洗車機に入れると、ブラシや高圧水流によってミラーが折れたり、損傷したりするリスクがあります。

また、サイドミラーが折りたためないタイプの車種であれば、事前に受付操作時に「ドアミラー回避ボタン」を選択し、注意書きをよく読み、洗車機の使用可否についても確認しておく必要があります。

泡を塗布して摩擦を軽減

洗車機で傷を防ぐためには、洗車中の摩擦をできるだけ減らすことが大切です。

イメージとしては、男性がひげをそる際にシェービングフォーム(泡)を使用することで、肌への負担を少なくするのと同じように、洗車でも泡をしっかりと塗布することでブラシとボディの摩擦を抑えることができます。

最新の洗車機では、濃密な泡を事前に吹き付けることで摩擦の軽減をすることはもちろん、汚れを浮かせる機能があります。泡の塗布によって汚れが落ちやすくなり、優しく洗浄できるのも特徴です。

洗車機によってはオプションメニューの「泡洗浄」を選択できるため、傷を防ぎたいのであれば泡洗浄ありのメニューを選ぶと良いでしょう。

拭き上げ専用のタオルを使用する

洗車機を利用した後の拭き上げ方も、傷を防ぐ上で重要なポイントとなります。吸水性の高い専用のマイクロファイバータオルを使用し、ボディを優しく拭き上げましょう。

汚れた雑巾や硬い布でゴシゴシ拭くと、ボディをこすり、傷がつく原因になります。さらに拭き上げ前にタオルの汚れを確認し、砂やゴミが付着していない清潔な状態で使用することも大切です。

よくある質問

洗車機と車の傷に関するよくある質問について、下記にまとめました。

もし車の塗装を傷つけてしまったらどうすれば良いですか?

洗車時や拭き上げの際に車の塗装を傷つけてしまった場合でも、傷の深さによって適切に対処すれば大丈夫です。

表面の細かい傷であれば、コンパウンドクリーナーや研磨剤で磨くことで、目立たなくすることが可能です。また、ワックスやコーティングを施すことで、傷を保護することもできます。

一方で、傷が深く下地まで達している場合は、自分では修復が難しいため、プロによる鈑金塗装の補修をおすすめします。

コーティングした車を洗車機に入れるのはNGですか?

コーティング車を洗車機に入れること自体は必ずしもNGではありませんが、コーティングの種類によって注意が必要です。

コーティングを施工した店舗に洗車機の利用可否を確認してから使用すると良いでしょう。特にコーティングの種類によっては被膜が完全に硬化するまで時間がかかるため、施工直後の洗車機使用は避けたほうがよい場合があります。

また、最近の洗車機には「コーティング車専用の洗車コース」を搭載しているものもあります。例えば、弊社の洗車機では「グラスケア」という洗車コースの設定が可能で、コーティングを保護しながら洗浄できる仕様になっています。

関連記事:ガラスコーティングで車を美しく保つ|洗車機と専門店を比較した場合のメリット・デメリットとは?

洗車機は車に傷をつけずに優しく洗浄する手段

最新の洗車機は、柔らかい素材のブラシやセンサー制御により、手洗いに劣らず車の塗装を傷つけにくい設計になっています。ただし、車体の砂埃や泥汚れなどが原因で傷がつくこともあるため、洗車機使用前の予備洗浄や車の状態確認などは欠かせません。

正しい使い方を意識しつつ、洗車機を活用して愛車を美しく保ちましょう。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社の強み
  • 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
  • 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。

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