2025.07.17

洗車機にはどんな種類がある?性能や違いについて詳しく解説

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洗車機にはどんな種類がある?性能や違いについて詳しく解説

車をきれいに保つ方法として、多くの人に利用されているのが洗車機です。手洗いに比べて、短時間で手軽に洗車できる点が大きな魅力といえます。

一見するとどの洗車機も同じように見えるかもしれませんが、実は種類によって洗浄方法や得意とする汚れのタイプなどに違いがあります。

本記事では、洗車機の主な種類やそれぞれの特徴、どのような場面に適しているかを詳しく解説します。自分の車や洗車スタイルに合った洗車機選びの参考として、ぜひご覧ください。

洗車機の基本知識|設置場所や洗浄方法について

洗車機とは、車の外装を自動で洗浄する機械で、コイン洗車場やガソリンスタンドなどに設置されており、誰でも簡単に利用できるのが特徴です。

洗浄の流れとしては、水を掛けるところからはじまり、洗剤の塗布、ブラシによる洗浄、すすぎ、最後に乾燥までを自動で行います。手洗いに比べて短時間で効率よく車をきれいにできます。

また、「水洗い洗車」「シャンプー洗車」「ワックス洗車」「撥水コート洗車」など、豊富なメニューが用意されているため、目的や車の状態に応じて選べるのも魅力。手間をかけずに、誰でも手軽に本格的な洗車ができるのが洗車機の大きなメリットといえるでしょう。

洗車機の種類①セルフ洗車機

洗車機は大きく分けると、セルフのガソリンスタンドに多い「ドライブスルー方式」とコイン洗車場に多く設置してある「GO&BACK方式」の2種類があります。どちらも自動で洗車を行いますが、使用方法や主な設置場所、適したユーザー層に違いがあります。

次から洗車機の種類の詳細について見ていきましょう。

ドライブスルー方式の洗車機

ドライブスルー方式の洗車機は、車を停止させたまま洗車機本体が前後に移動して洗浄を行うタイプです。乗車したまま洗車が完了するため、時間をかけずに済ませたい方に適しています。

洗車機の受付機は液晶画面による操作案内が主流で、初めての方でもスムーズに利用できます。並んで待つ形式のため、自分の順番の目安も把握しやすいのもメリット。日常的に洗車する方にとって、最も身近で手軽な洗車機といえるでしょう。

弊社のドライブスルー洗車機として代表的なのは、「極美(KIWAMI)」です。ワイドな間口で入庫しやすい点がご好評いただいております。

GO&BACK方式の洗車機

GO&BACK方式の洗車機は、洗車機内の所定位置に車を停車させて洗車を行うタイプで主にコイン洗車場などに設置されています。ドライブスルー方式とは異なり、ドライバーは降車した状態で洗車を行います。

GO&BACK方式の洗車機の種類はセルフタイプとスタッフ対応型の2種類です。セルフタイプでは、本体のパネルやボタンを操作しますが、初めての方にはやや複雑に感じることもあるかもしれません。

また、設置店舗によっては待機スペースが明確でないケースもあるため、混雑時に順番待ちでトラブルになる場合もあります。

ただし、スタッフ対応型の洗車ではスタッフが洗車作業をすべて行うため、洗車中は自由に過ごせるのが利点です。スタッフ対応型の洗車機であれば、アドバイスを受けながらメニューやコーティングの有無も選べる点も魅力です。

弊社の門型洗車機ラインナップの一つである「紀(KINO)」はコンパクトなサイズ設計に加え、操作案内が液晶画面で表示されるため、初めての方でも簡単に扱えるのが特長です。

洗車機の種類②ブラシの有無

洗車機には、ブラシを使用するタイプとブラシを使わないノンブラシ(ノーブラシ)タイプがあり、それぞれにメリットと注意点があります。車の状態や仕上がりの好みによって使い分けるとよいでしょう。

ブラシ付き洗車機

ブラシ付き洗車機は一般的なタイプで、全国の洗車場やガソリンスタンドで広く導入されています。回転するブラシを車体に当てながら、物理的に汚れを落とす仕組みです。

「ボディに傷がつかないか心配…」という声もありますが、現在ブラシに使われる素材は柔らかいスポンジ素材や布製のものが多く、メンテナンスが行き届いた洗車機を正しく使用していれば、塗装を傷つけるリスクはほとんどありません。

また、物理的な接触によって洗浄力が高く、泥やホコリ、油汚れなどにも対応可能。短時間でしっかりと汚れを落としたい方は、ブラシ付きタイプがおすすめです。

関連記事:洗車機の使用で車は傷つかないって本当?洗車機の最新技術と事前準備で優しく洗浄しよう

ノンブラシ(ノーブラシ)洗車機

ノンブラシ洗車機は、ブラシを使用せずに高圧水や洗浄剤で汚れを浮かせて洗い流すタイプの洗車機で、非接触であることからブラシを当てたくないユーザーから好まれ、装備品などの破損を防ぐことができるのが最大の特長です。

このため、コーティング施工車や、スポイラー・アンテナなど装備品の多い車両に向いています。

ただし、ブラシによる洗浄がない分、泥や油汚れ、鳥のフン、虫の死骸などのしつこい汚れは落としにくい場合があります。

弊社のノンブラシ対応モデル「極美(KIWAMI)」は、高圧ジェット噴射により洗浄力とボディへのやさしさを実現させたモデルです。

ただ、ノンブラシ洗車機はまだ導入数が少ないため、利用を希望する場合は事前に設置店舗を調べておきましょう。ノンブラシ洗車機のある店舗は地域名とあわせて検索する、あるいは下記の弊社ホームページからも検索可能ですので、ぜひ活用してみてください。

関連記事:ノンブラシ(ノーブラシ)洗車機とは?使用するメリット・デメリットについて解説

洗車機の種類③スプレー洗車機

洗車機と言えば、ガソリンスタンドにあるような自動で洗う洗車機をイメージする方が多いかもしれませんが、実はそれ以外にもさまざまな洗車設備が存在します。そのうちの一つにセルフ洗車場で活用される「スプレー洗車機」があります。

スプレー洗車機はセルフ洗車場に設置されている高圧洗浄機タイプの設備。このタイプは自動で洗車はできず、利用者自ら操作し手動で洗車を行う洗車機です。従って、ノズルを手に持ち、水・泡などを使い分けながら洗車を行います。

自分で洗車工程をコントロールできるのが大きな魅力で、特に細かい部分まで丁寧に仕上げたい方を中心に利用されています。また、利用料金も300円〜程度と比較的リーズナブルであるため、コストパフォーマンスも優れています。

一方で、手間と時間がかかったり、使い方によって仕上がりに差が出たりするため、ある程度の慣れや技術力が求められます。

関連記事:洗車場にある便利な「高圧洗浄機(スプレー洗車機)」の使用上の注意点を解説

洗車機にはどのような種類のメニューがある?

洗車機にはどのような種類のメニューがある?

洗車機では、車の汚れ具合や目的に応じて選べる多彩な洗車メニューが用意されています。ここでは、基本となるメニューに加え、便利なオプションメニューもあわせてご紹介します。

軽い汚れには「水洗い洗車」

水洗い洗車は、もっともシンプルな洗車メニューで、洗剤を使わないため、コーティング施工車との相性が良いのも特長です。

表面のホコリや軽い汚れを落とすのに適しており、短時間で洗車を済ませたいときや、花粉・黄砂が気になる時期のこまめな洗車にも適しています。

水洗い洗車は「時間をかけずにサッと洗いたい」「コーティング施工車の定期メンテナンスをしたい」という場合におすすめです。

標準的な「シャンプー洗車」

「水洗い洗車」に洗浄剤を加えて汚れをしっかり落とす、洗車機の標準的なコースです。洗浄剤が汚れを浮かせることで、虫の死骸や油汚れ、泥なども効果的に洗浄できます。

また、泡がクッションとなってブラシとの摩擦をやわらげるため、ボディにもやさしい仕様です。定期的なメンテナンスとしてご利用できるのはもちろん、コーティング施工車でのメンテナンスにもご利用いただけます。

撥水やツヤを与える「撥水コート洗車」

シャンプー洗車のあとに、撥水剤をボディに塗布して仕上げるコースです。撥水効果により、雨水を弾いて水垢の付着を防ぎ、ボディのツヤも向上します。

さらに、フロントガラスにも撥水効果が及ぶことで、雨天時の視界確保にもつながる実用性の高いメニューです。

「ツヤのある仕上がりにしたい」「雨対策や水垢防止を重視したい」という場合におすすめです。

その他オプション

基本的な洗車メニューに加え、洗車機によっては以下のようなオプション機能を追加することも可能です。

オプション例 内容
泡洗車 泡で車全体を包み込み、汚れを浮かせて落としやすくし、ボディとブラシの摩擦を軽減します。汚れがひどい場合におすすめ。
下部洗浄 車の下回りに高圧水を噴射し、泥汚れや融雪剤を洗い流します。冬場や悪路走行後におすすめ。
タイヤ洗浄 専用のブラシでタイヤとホイール周辺の汚れを落とします。タイヤやホイールを手洗いするのが面倒な方におすすめ。

このように、目的や仕上がりに応じて基本メニューにオプションを組み合わせることで、より満足度の高い洗車が可能になります。

洗車機の利用方法

洗車機にはさまざまな種類がありますが、ドライブスルー方式の洗車機とGO&BACK方式の洗車機の基本的な使い方は共通しています。

まず車を受付機の前に停め、メニューを選んで料金を支払います。ドアや窓が閉まっているか、サイドミラーを畳んだか、エンジンを停止しているかを確認したうえで洗車に進みましょう。

洗剤の噴射・洗浄・すすぎ・乾燥の工程が自動で始まるので、洗車完了までは車内で待機します。(GO&BACK方式の洗車機の場合は車外で待機)

スプレー洗車機の場合は、車を停止位置に停め、料金を入れメニューを選びます。(おつりがある場合は、おつりの取り忘れに注意)ドアや窓が閉まっているか確認し、事前に洗車道具を準備してから洗車をはじめましょう。

洗車後は拭き上げスペースでしっかり水滴を拭き取ります。さらに有料で貸し出されている掃除機を使い、車内も清掃すると良いでしょう。

関連記事:洗車のやり方は?洗車機の基本的な使い方や安全かつ車をきれいにするためのポイントを解説

洗車機の種類を理解して自分に合ったものを活用しよう

洗車機は、短時間で手軽に車をきれいにできる便利な設備です。設置場所やタイプ、洗浄方式、選べるメニューも豊富にあり、車の状態や目的に応じて最適なものを選べるのが特長です。

普段、洗車は手洗い派の方も「外が暑くて面倒」「今日は疲れていて洗車する気力がない」といったタイミングには、洗車機を活用するのがおすすめです。状況に応じて手洗いと使い分けることで、無理なく車をキレイに保つことができます。

なお、弊社の洗車機「極美」は、間口がワイド設計であるため「洗車機への入庫が難しそうで不安」という方でも安心してご利用いただけます。また、「ブラシが車に当たるのが心配」という方には、ブラシを使わずに高圧ジェット洗浄で洗う非接触方式のノンブラシ洗車は魅力的です。

これらの洗車機を設置している店舗は、以下のリンクから検索できます。検索の際は「ノーブラシ」「ハイブリッド」「ワイド」にチェックを入れたうえで検索をしてください。自分に合った洗車場をぜひ見つけて、快適な洗車を実現しましょう。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社の強み
  • 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
  • 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。

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