洗車機は短時間で効率的に洗車できる便利な設備です。しかし、安全に利用するためには、設置されている注意看板の内容をよく確認することが必要です。
特に高さ制限や車両サイズの制限を守らない場合、車両の破損や洗車機の故障につながる恐れがあります。さらに、状況によっては損害賠償が発生するトラブルに発展する可能性もあります。
本記事では、洗車機の高さ制限の基準や、制限を超えた場合に起こりうるトラブル、そして安全に洗車を行うための確認ポイントについて解説します。洗車機を安心して利用するための参考にしてください。
目次
洗車機に高さ制限はある?サイズをチェック
洗車機には高さ制限があります。これは、ブラシの可動範囲など、構造上の理由によるものです。一定の高さを超える車両は、正確かつ安全に洗車することが難しいため、あらかじめ制限が設けられています。
たとえば、タケウチビユーテーのセルフドライブスルー洗車機「煌(KIRAMEKI)」の場合、以下のサイズ制限を設けています。
▼セルフドライブスルー洗車機「煌」のサイズ制限
- 高さ:2,315mm以下
- 車幅:2,310mm以下
- 全長:5,200mm以下
また、一部の門型洗車機(剱・兜・NEWT-XP)でも、一般的には上記と同じサイズ制限が適用されており、高さが2,315mm以下であれば問題なく洗車が可能です。
洗車機のサイズ制限を超えて利用すると、洗車機本体に車体が接触するおそれがあり、車両や洗車機の損傷につながる危険があります。そのため、利用前には必ず車両サイズを確認し、制限内であることを確かめることが大切です。
車の高さを確認する方法
洗車機を安全に利用するためには、「車検証に記載された車両寸法」と「洗車機の注意看板に表示された洗車可能寸法」を照らし合わせて確認することが基本です。
車検証には、車両寸法(高さ・幅・長さ)が明記されているので、あらかじめ確認しておきましょう。
一方で洗車機には「対応可能な車高・車幅・全長」といった制限値が表示されており、注意看板で確認ができます。もし不明な場合や判断が難しい場合は、店舗スタッフに確認しましょう。
装備品を装着した車両は特に注意
ルーフキャリアやルーフボックスなどの付属品を取り付けている車は、車検証に記載された高さに付属品の高さを加えた「実際の車高」で判断する必要があります。
車検証に記載されている寸法は、車両本体の寸法です。そのため、ルーフキャリアやジェットバッグなどを装着すると、実際の車高は記載値よりも高くなり、洗車機の高さ制限を超えてしまう場合があります。
付属品の高さはメジャーなどで測り、車検証に記載された高さに加算して確認しておきましょう。取り外し可能な装備は、洗車前に外しておくとより安全です。
特にSUVやミニバン、ハイルーフ車などの大きい車両は、ルーフ装着物によって高さ制限を超えやすいため、装備品の有無については慎重に確認しておきましょう。
車高を検知するセンサーも要チェック
セルフドライブスルー洗車機には、洗車可能なサイズが記載された車高ゲート(安全センサー)が設置されています。万が一、このセンサーが反応したり接触したりした場合、その車両は洗車できないと判断されます。
もし安全センサーが反応してエラーになった場合は、無理に進入せずスタッフに相談しましょう。
高さ制限をオーバーするとどうなる?トラブルの例

洗車機の高さ制限を超えて利用すると、車両や洗車機の双方に深刻な損傷を与えるおそれがあります。さらに、修理費や営業補償などが発生し、損害賠償問題に発展するケースも少なくありません。
ここからは、実際に起こり得るトラブルの内容を項目ごとに分けて解説します。
1. 車両の破損
高さ制限を超えた状態で洗車機を利用すると、車の上部や付属品などが破損するおそれがあります。特に突起物のある車両は注意が必要です。
ルーフキャリア・アンテナ・スポイラーの破損
トラブルとして多いのは、ルーフキャリアやアンテナ、大型スポイラーの破損です。
これらの付属品は車体から突出しているため、高さ制限を超えるとノズルやブラシなどに引っかかりやすく、付属品の折れや変形を起こすことがあります。
付属品を含めた高さを必ず確認し、取り外し可能なものは事前に外しておくと安心です。
ボディや窓ガラスの破損
高さを超えたまま洗車を行うと、ボディやガラスそのものが損傷する可能性があります。
これは、車両が洗車可能寸法を超え、洗車機本体と物理的に接触し、へこみや塗装の剥がれ、ガラスが割れるなどの破損が発生するためです。
2. 洗車機の故障
高さ制限を超えた車両が進入すると、洗車機本体に損傷が発生するおそれがあります。
洗車機本体との接触により、想定外の衝撃がブラシや支柱、フレームに加わることで、モーターやブラシ軸、センサーなどの内部部品が破損し、動作エラーを起こすことがあります。
洗車機は精密なセンサー制御で稼働しているため、わずかな衝撃でも停止や故障につながる場合があります。修理には部品交換や調整作業が必要となり、営業を一時的に停止せざるを得ないこともあります。
3. 損害賠償
高さ制限を無視して利用し、トラブルが発生した場合は、修理費用や営業損失に対して利用者が次のような賠償責任を負う可能性があります。
法律・賠償問題
洗車機や他の車両を破損した場合には、損害賠償義務が生じる恐れがあります。
多くの店舗では「ルールを無視したトラブルは利用者の自己責任」と明記されており、注意事項に同意したうえで洗車機を利用する仕組みになっています。
また、このことが原因により他の利用者の車両に被害が及んだ場合には、連鎖的に賠償責任が発生することもあります。利用前の確認を怠らないようにしましょう。
営業補償
洗車機が破損した際には、修理期間中の営業損失(営業補償)が発生する場合があります。
部品の取り寄せや技術者の派遣、安全確認などに時間がかかるため、通常営業に戻るまでに3日から1週間以上を要することもあります。この期間の売上損失を利用者が負担するケースもあります。
なお、車両保険で補償される場合もありますが、契約内容によっては対象外となることがあります。洗車前に車両の高さや付属品の有無を確認し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。
洗車機の非対応の例
洗車機が対応できない車とは、機械の安全動作範囲を超えるサイズや形状、または特殊な装備を持つ車両を指します。これらの車両は、洗車中に破損や誤作動、事故を引き起こすおそれがあるため、メーカーや店舗によって「洗車不可車両」として明確に定められています。
▼洗車機利用不可となる車の一例
- サイズ制限を超えている車両
- 輸入車や極端に車高の低いスポーツカー
- 後付けパーツを装着している車両
- その他、メーカー・店舗が指定する特定車種 など
これらの車両については、注意看板に「洗車機利用不可」と明記されている場合が多いため、利用前に必ず確認しましょう。なお、洗車機利用不可車両が洗車をして不具合が生じた場合は、自己判断による利用とみなされ、損傷等については自己責任となりますので注意が必要です。
安全に洗車するために心がけたいこと
洗車機を安全に利用するためには、事前確認と慎重な判断が欠かせません。ここでは、特に重要な2つのポイントを紹介します。
注意看板の確認をする
洗車を行う前に、受付機の周辺に設置された注意看板を必ず確認しましょう。
注意看板には、「洗車できない車種」「注意が必要な車両」「制限寸法」などが明示されています。これを確認せずに利用すると、車両の破損や洗車機の故障、さらには他の利用者の車両に損害を与えるおそれがあります。
注意看板に表示されている洗車可能サイズ表を確認し、自車の寸法と照らし合わせることで、トラブルを未然に防ぐことができます。また、判断が難しい場合は、店舗スタッフに確認しましょう。
スタッフへの確認をとる
洗車可能かどうか迷った場合は、自己判断せずに店舗(ガソリンスタンド・洗車場)にいるスタッフに確認するようにしましょう。
スタッフは洗車機の構造や制限サイズ、運用条件を熟知しており、車高・装備・形状などを見て利用可否を判断してくれます。
初めて利用する洗車機や操作方法が分からない場合も、スタッフから操作説明を受けてから使用するのが安心です。もし「洗車不可車両」と判断された場合は、無理に利用せず、手洗いや別の洗車方法を検討しましょう。
大きめの車に対応したワイドな洗車機の紹介

国内ではSUVやミニバンの販売比率が年々高まり、車体サイズが全体的に大型化する傾向にあります。これらの車を安全かつ効率的に洗車するには、大きな車にも対応した洗車機(間口の広いワイドタイプ)を選ぶのがおすすめです。従来型の洗車機では洗い残しや破損のリスクがあった車両も、安心して洗車をすることが可能です。
こうした需要に応えるため、弊社では新型セルフドライブスルー洗車機「極美(KIWAMI)」をリリースしました。
「極美」は、大型SUVやワイドボディ車両がストレスなく進入できる新基準の設計で、一般的なセルフドライブスルー洗車機の間口(2,400mm)よりも200mm広く、間口が2,600mmとなっており、余裕を持って安心して洗車機に進入することができます。これにより、これまで洗車機の進入が狭く感じていた車両でも、安心して入庫することが可能になりました。
今後も車両の大型化が進むと予想される中で、こうしたワイド仕様の洗車機は主流となっていく見込みです。
このワイド仕様の洗車機「極美」を試してみたい方は、以下の「極美設置店検索」より取り扱い店舗を探してみてください。快適で安心な洗車をぜひ体験してみましょう。
洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。
1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。
弊社の強み
- 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
- 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発
弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。














