2025.12.05

洗車機利用後の拭き上げしないのはNG?拭かないことによる問題と作業を楽にするコツを紹介

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洗車機利用後の拭き上げしないのはNG?拭かないことによる問題と作業を楽にするコツを紹介

車の美観を保つうえで欠かせない洗車。しっかり手洗いする方もいれば、時間短縮のために洗車機を利用する方もいるでしょう。洗車方法は人それぞれですが、意外と見落とされがちなのが洗車後の「拭き上げ」です。

「自然乾燥でいいだろう」と考え、拭き上げを省略している方もいらっしゃるかもしれませんが、車を美しく保つためにも、拭き上げ作業はしっかりと行いたいところです。

本記事では、洗車機利用後に拭き上げをしないと、どのような問題があるのかについて解説します。また、洗車後の拭き上げが面倒に感じる方のための対処法や、拭き上げをする際の手順・コツについてもまとめています。

洗車後のケアを見直したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

洗車機利用後に拭き上げをしないとどうなる?

車を洗車機でキレイにした後、「自然乾燥でも大丈夫」と思っていませんか。

実は手洗い洗車でも洗車機による洗車でも、仕上げの拭き上げは欠かせません。拭き上げを怠ると、せっかくの洗車効果が半減し、美しい外観を損なう可能性があります。ここでは、拭き上げをしないことで起こる主なデメリットを紹介します。

水シミができる

洗車後にボディ表面の水滴をそのままにしておくと、水道水や雨水に含まれるミネラル成分が乾燥し、塗装面に「水シミ」が発生します。

水シミを放置すると、ボディコーティングの密着性や撥水性能が低下します。時間が経つほど汚れが固着し、専用クリーナーだけでは落としにくくなると、最終的には研磨が必要になる場合もあります。

ウロコ汚れの原因になる

ガラス面に残った水滴が乾燥すると、水道水や雨水に含まれるミネラル成分(カルシウムやマグネシウムなど)が白く固着し、「ウロコ汚れ」と呼ばれる斑点状の汚れが発生します。

このウロコ汚れは、乾燥した日や風の強い日は特に乾きやすく、専用クリーナーや研磨が必要になる場合があります。また、夜間や雨天時に視界の妨げにもなるため、運転の安全性に影響を及ぼす恐れもあることも注意が必要です。

汚れが再付着しやすくなる

洗車後に車体表面に水滴が残ったままだと、空気中の砂埃や花粉などが水滴に吸着しやすくなります。

せっかく丁寧に洗車しても、拭き取りを怠れば、その水滴が新たな汚れの原因となってしまうのです。キレイな仕上がりを保つためにも、洗車後は水分を拭き取りましょう。

【プロが教える】洗車後の拭き上げの手順

洗車後の仕上げは、車の美しさを長く保つために欠かせません。ここではプロが実践する拭き上げの手順を紹介します。

まず事前に確認|ドアバイザー付きの車は注意

ドアバイザーが付いている車は拭き取りを特に丁寧に行いましょう。ドアバイザーとは、サイドウインドウ上部にある樹脂製の庇(ひさし)のことです。

この部分は水滴が溜まりやすく、放置するとウロコ汚れの原因になります。すき間の水分までしっかり拭き取るようにしましょう。

拭き上げの流れ

次に拭き上げの流れについて以下にまとめました。なお、拭く際は直線的に同じ方向へ動かし、力を入れすぎないようにしましょう。マイクロファイバークロスを使えば、傷を防ぎながらすばやく水分を除去できます。

手順 詳細
1. 窓を下げる エンジンをかけ、窓をおよそ10cm下げる
(細部まで拭くための下準備)
2. ドアバイザーと
サイドウィンドウを拭く
時計回りに進みながら窓ガラスを一気に拭き上げる
(ムラが出にくく、時短にもつながる)
3. 窓を閉める 運転席から窓を上げ、エンジンを切る
(余分な水滴が残っていないか軽く確認すると安心)
4. ボディ全体を拭く 以下の順番を意識する
  1. 運転席側の屋根
  2. 運転席側の側面
  3. トランク
  4. リアバンパー
  5. 助手席側の屋根
  6. 助手席側の側面
  7. 助手席側フロントガラス
  8. 助手席側ボンネット
  9. フロントバンパー
  10. 運転席側ボンネット
  11. 運転席側フロントガラス

拭き上げる際のコツや注意点

拭き上げる際のコツや注意点

ここからは、洗車後に美しい仕上がりを保つための拭き上げのコツと注意点を紹介します。

ブロワーも併用する

洗車後の水滴を効率よく取り除くには、吸水性の高いマイクロファイバークロスに加えてブロワーを併用すると効果的です。

ブロワーとは高圧の空気で水滴を吹き飛ばす機器で、大きな水滴をあらかじめ飛ばしておくことで、タオルによる拭き取りがスムーズになり、仕上がりも美しくなります。

特にドアのすき間やミラーの裏など、タオルが届きにくい場所でもブロワーは大きな力を発揮します。

例えば、タケウチビユーテーの超強力乾燥用ブローマシン「SB1」であれば、最大風力4.8m³/minの強力な風で水滴を吹き飛ばすことができ、女性や小柄な方でも扱いやすいためおすすめです。

細部も忘れずに拭き取る

ドアミラー下やドアノブ周辺、エンブレムなど、細部に残った水滴は水垂れの跡が残りやすく特に水垢(黒い線のような跡)が目立つようになってしまいます。

拭き取りの際に重点的にチェックしたい場所は次の通りです。

  • サイドミラーのミラー部分
  • サイドミラー下
  • ドアバイザー周辺
  • ドアノブまわり
  • エンブレム周辺
  • ナンバープレート
  • フロントグリル・バンパーのすき間
  • 給油口周辺
  • ワイパー根本

拭き取りの際はこれらの箇所をしっかりチェックし、タオルだけでは届かない部分にはブロワーを併用すると、細部までしっかり乾燥させることができます。

拭き上げ用のタオルやクロスはこまめに交換/絞る

拭き上げに使うタオルやクロスは、乾いた柔らかいタオルを使用し、常に吸水力を保つことが重要です。タオルが水分を吸い切った状態になると吸水力が低下し、拭きムラや水シミの原因になります。作業中はこまめに絞るか、別のタオルに交換し、できるだけ乾いた状態で拭き取りましょう。

また、拭き上げ作業中にタオルを地面に落としてしまった場合は、砂や砂利などが付着する可能性があるため新しいものに取り換えることで、ボディに傷を付けるリスクを減らせます。

曇りの環境や日陰で洗車する

拭き上げ作業は、曇りの日や日陰など直射日光を避けられる環境で行うのが理想です。強い日差しの下では水滴が急速に蒸発し、水道水や井戸水に含まれるミネラル成分が塗装面に残ってシミが発生しやすくなります。

特に夏場や晴天時には、早朝や夕方など気温が比較的低く、日差しが弱い時間帯を選ぶと、落ち着いて丁寧に拭き上げ作業を進めることができます。また、洗車場によっては屋根付き仕上げ場を完備しているところもあり、屋根が付いていることで乾燥による水シミのトラブルを回避することが可能となりますのでおすすめです。

拭き上げ作業を楽にする時短ワザ

洗車後の拭き上げは愛車を美しく保つ大切な仕上げ工程です。ただし時間や手間がかかるのも事実。ここでは拭き上げ作業をスムーズにする時短テクニックを紹介します。

スタッフ洗車にお任せする

そもそも拭き上げを含めた洗車が面倒という場合は、専門スタッフに依頼するのもおすすめです。プロ仕様の道具と手順を用いた作業は、自分で行うより拭きムラが少なく、より美しい仕上がりが期待できます。

なお、料金は店舗やコースによって異なるため、利用前にあらかじめ確認しておきましょう。

雨の日に洗車する

洗車後の拭き上げをできるだけ減らしたい場合は、雨の日に洗車するのも一つの方法です。雨が自然に水滴を流してくれるため、タオルで拭き取る手間を省くことができます。また、雨には虫の死骸や鳥のフンをふやかして落としやすくする効果も期待できます。

ただし、洗車機では落ちにくい頑固な汚れや水滴跡が残ることもあるため注意が必要です。車を美しく保つには、雨の日の洗車だけに頼らず、晴れた日に拭き上げを中心とした丁寧な洗車も時々取り入れるようにしましょう。

純水洗車機設置店で洗車をする

純水洗車機を設置している店舗を利用すれば、ミネラル分をほとんど含まないピュアな水で洗車ができます。純水はカルシウムやマグネシウムなどの成分が少ないため、乾燥後も白いシミが残りにくいのが大きな特徴です。

純水仕上げにすることでコーティングの持ちや仕上がりが向上し、結果としてメンテナンスにかかる費用や時間の節約にもつながります。

ただし、純水はボンネットのような広い平面では水シミができにくい一方で、溝や突起部分には不純物が溜まりやすく、水が垂れることでシミの原因となる場合があります。そのため、洗車後は乾燥ブロワー(SB1)やハンディブロワーを使って細部の水分を飛ばし、しっかり乾燥させることをおすすめします。

純水洗車ができる直営店「KOMACHI」

純水洗車を手軽に体験したい方には、洗車場・ランドリー併設の直営店「CARWASH&LAUNDRY KOMACHI」のご利用がおすすめです。

他店では純水洗車がオプション扱いであり、約500円程度の追加料金がかかるのが一般的。一方KOMACHIでは、すべての洗車コースに純水仕上げが料金の中に含まれたセットメニューとなっており、追加料金なしで利用できます。

どのコースを選んでも自動的に純水仕上げが行われるため、手軽に高品質な洗車を楽しめるのが大きな魅力です。お近くにお越しの際は、ぜひ立ち寄って純水洗車の仕上がりを体感してみてください。

洗車機利用後の拭き上げは道具や設備を上手く活用しよう

洗車機は短時間で車をキレイにできる便利な設備ですが、忙しいときでも洗車後は拭き上げすることをおすすめします。拭き上げをしないと水シミや汚れの再付着を招き、せっかくの仕上がりが台無しになってしまう恐れがあります。

効率よく美しい仕上がりを得るためには、吸水性に優れたマイクロファイバークロスやブロワーなどの道具を積極的に活用しましょう。また、水シミができにくい純水洗車を利用すれば、拭き上げの手間をさらに減らすことができます。

なお、弊社ホームページの店舗検索ページでキーワード「純水」を選択していただくと、純水洗車に対応した店舗を簡単に探せます。ぜひ活用して、より快適な洗車体験をお楽しみください。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社の強み
  • 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
  • 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発 

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。

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