2025.11.14

洗車機で水垢は落ちる?頑固な水垢の落とし方と予防策

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洗車機で水垢は落ちる?頑固な水垢の落とし方と予防策

洗車機で除去できる水垢には限界があり、手洗いなど他の方法を組み合わせたり、水垢落とし専用の洗浄剤を使用したりといった工夫が必要です。また、洗車機の選び方にもポイントがあります。

そこで本記事では、洗車機で水垢が落ちない理由・原因や、洗車機で水垢を落とす工夫、さらに、頑固な水垢をキレイに落とすためのコツについてまとめました。

あわせて、水垢を予防する対策もご紹介しますので、愛車を美しく保ちたいという方はぜひ参考にしてみてください。

洗車機で水垢は落ちない?理由・原因は?

車を手軽にキレイにできる洗車機ですが、水垢の種類や状態によっては落ちにくいことがあります。ここでは、なぜ洗車機では水垢が残ってしまうのか、その理由を分かりやすく解説します。

水垢の種類

水垢の種類には、大気中のホコリやチリが雨水などと一緒に車体を流れ、乾燥することで白い筋のように残る「水性」の水垢と、車のオイルやグリス、劣化したワックス成分などが雨水などと流れ出し、乾燥後に黒く筋状に残る「油性」の水垢があります。

▼水垢の種類と原因
  • 水性:大気中のホコリやチリ+雨水など
  • 油性:車のオイルや劣化したワックス成分+雨水など

水垢は、初期段階であれば水洗いやカーシャンプーでも比較的簡単に落とせますが、油性の水垢は頑固で、洗車機だけで完全に除去するのは難しいといえます。

水垢の汚れ具合

洗車機は車や環境にやさしい洗浄を目的に設計されています。ブラシによる圧力は意外に弱く、手でしっかりこする方が強い力がかかるのです。

そのため、指で軽くなぞるだけで落ちるような軽い水垢であれば、洗車機でもキレイに落とせますが、強くこびりついた汚れには対応しきれないこともあります。特に、ドアの隙間、ホイールの細かい溝、エンブレムの周り、バンパーの下などは、洗車機のブラシが届きにくく、汚れが残りやすく水垢がたまりやすい箇所となっています。

なお、指でこすって落ちる程度の水垢でも、何もつけずにゴシゴシとこするのは避けましょう。砂埃などの異物との摩擦でボディにキズをつけてしまう可能性があります。

無理に自分でこすって落とそうとせず、洗車機を利用しましょう。
また、洗車機ではなく手洗いの場合はカーシャンプーを使うことをおすすめします。カーシャンプーで泡立てることで摩擦を軽減し、ボディへのダメージを防ぐ効果が期待できます。

洗車機で水垢を落とすための工夫

洗車機で水垢を落とすための工夫

頑固な水垢も、工夫次第で落としやすくなります。ここでは、洗車機を利用する前にできる準備や、洗車機と洗車コースを選ぶポイントについて具体的にご紹介します。

洗車機の前に予備洗浄する

一部のカー用品店やガソリンスタンドの洗車場には、洗車機に入れる前に手洗いで予備洗浄ができるスペースがあります。

予備洗浄のスペースには、バケツやスポンジ、ブラシなどが備え付けられていますので、指で落ちない水垢や、バンパー下・ホイール周辺・ナンバープレート周りなど、洗車機が苦手とする部分を事前に洗っておきましょう。そうすることで、よりキレイに水垢を落とすことができます。

ただし、備え付けの道具は多くの人が利用しているため、前の利用者の汚れが残っている場合も。必ず状態を確認してから使うようにしてください。

水垢落としに強い洗車機・洗車コースを選ぶ

洗車機にはさまざまな種類があり、汚れの程度や機能に応じて幅広いコースが用意されています。

洗剤を使用しない水洗いや、標準的なシャンプー洗車では、油性の水垢を落としきれない可能性がありますので、油汚れに強い洗車オプションを選択するのがポイントです。

弊社の洗車機の場合、オプションコースにて、コーティングの密着性を高めるため、より洗浄力の高い「STERO(ステロ)」という洗浄剤を使用しています。従来の洗車機では落としにくかった水垢などの油性汚れにまで効果的に働く多機能洗剤となっています。

▼STERO(ステロ)が使える洗車機の探し方
STERO(ステロ)が使える洗車機は、「洗車場検索」にて、「ハイブリッド」および「ワイド」にチェックを入れて検索をお願いします。詳細については、ご利用予定の各店舗にお問い合わせください。

洗車機で落とせない水垢を落とす方法

洗車機だけでは落としきれない水垢に対しては、無理にゴシゴシとこすり洗いせず、水垢落とし専用のクリーナーで優しく手洗いするか、専門店に水垢取りを依頼するのが確実です。

車の状態や汚れの程度に合わせた方法を選び、無理のない範囲で作業することが、美しいボディを長く保つためのポイントとなります。

水垢落とし専用のクリーナーで手洗いする

水垢を除去したり、車のキズを消したりするのに使用する代表的なクリーナーは「コンパウンド(研磨剤)」です。

コンパウンドとは「違った性質や機能を持った複数の材料を混ぜ合わせたもの(混合物)」という意味ですが、車の世界では、非常に細かい粒子を含む液体やペースト状の研磨剤を指します。細かい粒子でボディの塗装表面をわずかに削ることで、洗車だけでは落ちない頑固な水垢、酸化によるクスミ、浅い擦りキズなどを目立たなくします。

ただし、コンパウンドは塗装面を物理的に削って水垢を落とすため、使用後にはコーティングの再施工が必要です。また、ボディへの負担も大きいので、使用頻度にも注意しましょう。

専門店に依頼する

「やり方がわからない」「車を傷つけてしまうのが怖い」という方は、専門店に水垢取りを依頼することができます。費用の相場は水垢取り+簡易コーティングで5,000円〜1万円程度で、車の状態やサイズ、使用するクリーニング剤によって前後します。作業時間は約1時間ほどで、通常は事前の予約が必要です。

費用はかかりますが、専門スタッフが丁寧に作業してくれるので車がキズつく心配もなく、市販品では手に入らないプロ仕様の強力なクリーナーや研磨剤を使用することで、頑固な水垢も徹底的に除去できる点がメリットだといえます。

発生前に防ぐ!水垢対策のポイント

発生前に防ぐ!水垢対策のポイント

車に付着した水垢は、発生してから落とすより日頃から予防することで、メンテナンスが非常に簡単で費用も抑えられます。ここでは、愛車をキレイな状態で保つための水垢対策をご紹介します。

適切なタイミングで洗車をする

雨の後や花粉・黄砂などの汚れは、早めに洗車することで水垢や塗装のダメージ防止になります。

洗車にベストな時間帯ですが、春から夏にかけては朝一番または夕方の涼しい時間帯が理想です。何故なら、日差しですぐに乾いてしまうと、水シミ(ウォータースポット)が発生するリスクが高まるからです。また秋から冬にかけては、気温低下による凍結リスクを防ぐため、気温が高くなる日中に洗車するのがおすすめです。

ガレージに車を入れる

青空駐車では雨水や砂埃の影響を受けやすく、水垢が発生しやすくなります。可能であれば、屋根付きのガレージに駐車しましょう。

車カバーを装着する

車体カバーでボディを保護するのも一つの方法です。しかし、カバーの脱着時に摩擦で細かいキズが付く可能性があるので、注意して丁寧に取り扱うようにしましょう。

撥水コーティングを施工する

水垢対策として有効なのが、撥水コーティングです。コーティング剤の種類としては、水垢が付きにくいガラス系コーティングがおすすめです。

なお、蝋(ロウ)とシリコーンが主成分の油脂系コーティング(いわゆるカーワックス)は、高い撥水力があるものの、雨水に含まれる油分がワックスと結合しやすいため、水垢が付着しやすくなっています。コーティング剤を選ぶ際は、被膜の種類に注目することが重要です。

撥水コート洗車を利用する

「撥水コート洗車(撥水洗車)」は、洗車機でできるコーティングコースの総称です。

専門店でボディコーティングを依頼すると最低でも費用が5,000円〜1万円ほどかかりますが、洗車機であれば1,000円〜3,000円程度のオプション料金で施工することが可能です。コストが抑えられる上、お店を探したり予約したりといった手間もかかりません。

弊社の洗車機では、シャンプー洗車後に撥水剤を塗布する「撥水コート洗車」コースをご用意しています。雨水を弾いて水垢の付着を防ぎ、ボディにツヤを与えますので、ぜひご利用ください。

▼水垢に強い弊社のコーティング剤

洗車場検索」にて、「ハイブリッド」および「ワイド」にチェックを入れて検索をお願いします。なお、使用しているコーティング剤の種類については、各店舗にお問い合わせください。

水垢をそのままにしておくのはNG!

水垢のない美しいボディを維持するコツは、こまめなメンテナンスと、汚れの種類にあった洗浄剤やコーティング剤を選ぶことです。

水垢を放置しておくと、ますます落ちにくくなるだけでなく、車のコーティング効果が弱まる恐れもありますので、特に雨が降った後は、すみやかに洗車するように心がけましょう。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社の強み
  • 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
  • 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。

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