2025.05.20

【完全ガイド】洗車場でのセルフ手洗いのやり方|効率的な手順や設備の使い方も解説

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【完全ガイド】洗車場でのセルフ手洗いのやり方|効率的な手順や設備の使い方も解説

車の美しさを保つために洗車は欠かせません。自宅で手洗い洗車をすることも可能ですが、コイン洗車場や時間制洗車場を利用すれば、スペースや洗車道具の準備、排水の問題を気にすることなく、効率よく洗車ができます。

しかし、初めて洗車場を利用する方の中には、洗車の手順が分からなかったり、思った以上に時間がかかってしまったりすることもあるでしょう。

そこで本記事では、洗車場でのセルフ手洗いのやり方について解説します。

効率的に進めるための手順や車を傷つけないためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

洗車場での洗車方法は主に2つ|セルフ手洗いの魅力とは?

洗車場での洗車方法には、大きく分けて「手洗い」と「洗車機」があります。

洗車機は短時間かつ手軽に利用できるのが魅力ですが、セルフ手洗いには以下のメリットがあり、あえて手洗いを選ぶ人も多くいます。

  • 細かい部分まで丁寧に洗える
  • コストを抑えられる
  • 自分の手で洗うことで車への愛着が深まる

特にボディのすき間やホイールの汚れをしっかり落としたい場合は、手洗いが効果的です。洗車場の設備をうまく活用しながら、愛車を美しく保ちましょう。

関連記事:「コイン洗車場でセルフ手洗い洗車をするには何が必要?手順やポイント、マナーについて解説

セルフ手洗いをする際の事前準備・持ち物

セルフ手洗いをスムーズに行うためには、まず事前に必要な道具を揃えておくことが大切です。以下の表を参考に、準備を整えましょう。

準備物 用途・ポイント
バケツ すすぎ用・泡立て用に分けると、汚れた水ときれいな水を分けられる
スポンジ
ブラシ
ボディ用とホイール用を分けると傷を防げる
ホイール専用ブラシがあると◎
タオル 吸水性の良いマイクロファイバー製のクロス推奨
ボディ用・ホイール用を分けること
カーシャンプー 泡立ちが良いタイプを選ぶと、ボディを傷めずに汚れを落としやすい
※スプレー洗車機の「シャンプーコース」を選択する場合は不要
汚れ落とし剤 気になる汚れがある場合は、水垢落とし剤や鉄粉取り剤、油膜取り剤などを利用すると部分的に綺麗にすることが可能
コート剤 撥水・ツヤ出しに使用
ゴム手袋 手荒れを防ぎたい場合は必須
着替え
防水エプロン
服が濡れたり汚れたりする可能性があるため、必要に応じて用意
お金 100円玉・500円玉を多めに準備(コイン洗車場では現金のみ対応のケースがあるため)

洗車場によっては洗車に必要なシャンプー剤・スポンジ・タオルなどを販売している場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

洗車場でのセルフ手洗いのやり方

洗車場でのセルフ手洗いをスムーズに行うためには、基本的な手順と設備の使い方を理解することが大切です。特に洗車スペースと拭き上げスペースの使い分けや、場所ごとのルールを事前に確認しておきましょう。

次からスプレー洗車機を使ったセルフ手洗いの手順について解説します。

1.スプレー洗車機のメニューの選択と支払い

まず洗車場の空いている洗車スペースに車を停め、窓がしっかり閉まっているか、半ドアになっていないかを確認します。その後、スプレー洗車機の利用方法を確認しましょう。

次に、洗車コースを確認し、希望のメニューを選択して支払いを行います。スプレー洗車機を利用する場合は、使用可能時間(水洗い○分、すすぎ○分など)を確認し、洗車の流れをイメージしておくとスムーズです。

スプレー洗車機の種類によってはホースが絡みやすいこともあるため、全てホースを伸ばしてから使用することをおすすめします。

また、持参したカーシャンプーを使用する場合は、機械を起動する前にバケツで泡立てておきましょう。

2.予備洗浄

シャンプー剤を使った本洗いの前に、まずボディに付着した砂やホコリを洗い流す予備洗浄を行います。これにより、洗車傷の発生を防ぎます。

スプレー洗車機のスタートボタンを押し、車体の上部から下部に向かって水をかけ、砂ぼこりや泥を落とします。タイヤ・タイヤハウスの汚れがひどい場合は、高圧洗浄でしっかり落としましょう。

3.タイヤ部分の手洗い

予備洗浄が終わったら、タイヤ・ホイール・下回りから洗います。

スプレー洗車機搭載のシャンプーを利用するとまんべんなく塗布できるので、専用スポンジで汚れを落とします。また、持参したカーシャンプーを使う場合はスポンジに泡を含ませ汚れを落とします。ホイールには鉄粉が付着していることが多いため、ボディ用とは別のスポンジを使用しましょう。

また、タイヤ周りの頑固な汚れには鉄粉取り剤を塗布し専用ブラシを使うと、より効果的です。

4.ボディの手洗い

次にボディ全体の洗浄を行います。

シャンプー剤を塗布し、ボディ専用のスポンジを使ってたっぷりの泡で優しく洗うのがポイントです。ゴシゴシと強くこすりすぎると細かい傷がつく原因になるため、泡の力で汚れを浮かせるように洗いましょう。

なお、スポンジを地面に落とした場合は、砂がスポンジについてしまうことがあります。そのまま使用するとボディに傷をつけてしまうので、洗ってからご使用ください。

5.すすぎ

シャンプーを洗い流す際は、再びスプレー洗車機を使用し、車両の天井(ルーフ)から順に水をかけてすすぎます。側面の汚れは上から下に水をかけて流し、効率よく落としましょう。

特に、ドアのふちやドアミラー、フロントグリル、リアナンバーなどは泡が溜まりやすい箇所です。泡が残ると、シミやムラができたり、汚れが再付着する原因になるため、洗剤が残らないようにすすぎましょう。

また、洗車後は地面に落ちた泥や泡を水で流しておくと、次に利用する人が快適に使えます。周囲への配慮を忘れずに行いましょう。

6.拭き上げと撥水剤の塗布

すすぎが完了したら、洗車スペースに忘れ物がないか確認し、拭き上げスペースへ車を移動させます。

拭き上げの前に乾燥ブロー機を活用すると、タオルでは拭くことができない細かい箇所の水滴を飛ばせるため、仕上がりが良くなることはもちろん拭き上げ作業の時間短縮になります。

その後、清潔なマイクロファイバークロスを2枚用意しボディ用と下回りタイヤ用に分け、水分を丁寧に拭き取ります。

また、タオルを使用する際は、地面に落としたものや汚れたもの、タオルが硬くなっているものを使わないよう注意が必要です。汚れたタオルなどを使用すると、ボディに細かい傷がつく原因となるため、必ず清潔なものを使用しましょう。

さらに、撥水剤やワックスを塗布する場合は、製品の説明書を確認し、適切なタイミングで使用しましょう。

7.車内清掃

拭き上げスペースには、車内清掃用のクリーナーやオゾン除菌脱臭機が設置されている場合があります。洗車のついでに、車内もクリーナー等を使って清潔にしましょう。

ダッシュボードやシートのホコリを拭き取るなどし、フロアマットを取り外して掃除機をかけましょう。また、細かい部分まで行うと、車内環境がより快適になります。

関連記事:「洗車場の掃除機はどうやって使う?効率的な作業方法やマナーも解説

洗車はいつするのがおすすめ?

洗車はいつするのがおすすめ?

多くの人は休日に洗車をすることが多いかもしれません。しかし、都合のよいタイミングで行うだけでなく、季節や天候に適したタイミングを選ぶことで、作業しやすく、仕上がりの質も向上します。

次から洗車に適した季節ごとのタイミングや天候を解説します。

春~夏にかけては朝・夕方がおすすめ

春から夏にかけて洗車をするなら、朝一番または夕方の涼しい時間帯がおすすめです。

日中は気温が高く、水や洗剤がすぐに乾いてしまうため、ウォータースポット(水シミ)ができやすくなります。

また、直射日光が強い時間帯は、暑さで体力を消耗してしまいます。特に夏場は熱中症のリスクもあるため、涼しい時間帯を選んで洗車しましょう。

秋~冬は日中がおすすめ

秋から冬にかけての洗車は、気温が上がる日中が適しています。

朝晩は冷え込みが厳しく、地域によっては水が凍結し、洗車が難しくなることもあります。そのため、できるだけ気温が上がる時間帯を選び、しっかり防寒対策をしながら作業を進めましょう。

洗車に適しているのは曇りの日

洗車をするのに適した天気は「曇り」の日です。

晴れの日は、強い日差しの影響で水滴がすぐに蒸発し、ウォータースポット(水シミ)ができるリスクが高まります。一方、曇りの日なら水滴の蒸発を抑えやすく、洗車作業がしやすくなります。

ただし最近では、屋根付きの洗車場も増えており、天候に関係なく快適に洗車できる環境が整っているところもあります。施設の設備を確認しながら最適な場所を選びましょう。

洗車場でのセルフ手洗いに関するよくある質問

洗車場に関するよくある質問について、次から見ていきましょう。

洗車場で守るべきマナーは?

洗車場は多くの人が利用する共用の施設であり、周囲への配慮と適切な使い方が求められます。スムーズに利用できるよう、以下のポイントを守りましょう。

  • 洗車場のルールを守ること(使用時間や機器の扱い方など)
  • 長時間スペースを独占しないこと
  • ゴミは適切に処分すること
  • 他の利用者への配慮を忘れない
  • 大声の会話や音楽を流しながらの洗車はしないこと

洗車場は譲り合いの精神で利用することが大切です。周囲への迷惑をかけないよう、気持ちよく洗車しましょう。

セルフ洗車を効率よくやるにはどうすれば良い?

セルフ洗車は時間制限があることが多く、手早く作業を進めないと洗い残しが出たり、追加料金が発生する可能性があります。効率よく洗車するためには、あらかじめ洗車の流れをイメージし、必要な道具を準備しておくことが重要です。

また、洗車の方法を解説している動画を視聴するのも効果的です。スポンジの使い方や洗い方のコツを学べたり、洗車用品についての情報なども得られます。

洗車場はどのように探すと良い?

洗車場を探す際は、地域名に加え「コイン洗車場」のキーワードで検索すると見つかりやすくなります。一部のカー用品店やガソリンスタンドにも洗車スペースが設置されていることがあります。

また、最新の洗車場として「時間制セルフ洗車場」があり、ご利用時間に合わせて料金を支払うシステムで時間内であれば洗車機器が使いたい放題という洗車場もありますので、あわせてチェックしてみましょう。

さらに、以下のポイントにも注目すると、自分に合った洗車場を見つけやすくなります。

  • 営業時間(早朝・深夜営業の有無)
  • 料金設定(メニューごとの料金か、時間制か)
  • 設備の豊富さや屋根付き仕上げ場 など

(例:洗車後の仕上がりにこだわりたい場合は、水シミを防げる純水(不純物を含まない水)が利用できる洗車場を探すなど)

事前に洗車場の特徴を調べ、お気に入りの洗車場を見つけましょう。

セルフ手洗いをマスターして車をきれいに仕上げよう

洗車場でのセルフ手洗いは、細部まで丁寧に洗える点やコストを抑えられる点など、多くの魅力があります。

スムーズに洗車を進めるためには、事前準備を整え、洗車スペースの使い方や手順を理解しておくことが大切です。また、天候や季節に適したタイミングで行うことで、仕上がりをより美しく保つことができます。

また、自分のお気に入りの洗車場はもちろん、自分で厳選した洗車グッズを駆使して、洗車することが手洗い洗車を楽しむポイントです。自分流の洗車を見つけてみてはいかがでしょうか。

洗車場のルールやマナーを守ったうえで、手洗い洗車をして、車をきれいに保ちましょう。

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

洗車機を通じて快適なカーライフをサポート

私たちタケウチビユーテー株式会社は、「洗車機を通じて世界に貢献する」という理念のもと、洗車機および洗浄機械の開発・製造・販売を手がけています。

1963年に世界初の移動式ブラシ付き門型自動洗車機を開発して以来、業界のパイオニアとして最新技術の研究・開発を続けてきました。

弊社の強み
  • 洗車場とランドリーを併設した直営店舗「KOMACHI」を運営
  • 業界最大級の進入間口を持つ洗車機「極美」を開発

弊社では、洗車機本体だけでなく、車内清掃用のクリーナーや乾燥用のブローなど、周辺機器も幅広く取り揃えています。洗車機の導入を検討されている方や、洗車場の運営をお考えの方は、ぜひタケウチビユーテー株式会社にご相談ください。弊社の豊富な経験と確かな技術で、お客様に最適なご提案をいたします。

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